アシナガバチを自力で駆除する方法|見分け方や生態をプロが解説
「アシナガバチの巣を発見!」
「おとなしいって聞いたことがあるけど、駆除した方がいいのかな」
「でも、どうやって駆除すれば…?」
今このページをご覧になっているあなたは、このような疑問をお持ちではないでしょうか?
アシナガバチが巣を作っていたり、ウロウロ飛び回っていたりすると行動が制限されますし、刺されるんじゃないかと不安になりますよね…!
申し遅れました。全国で活動中のハチ駆除業者、「みんなのハチ駆除屋さん」の日向と申します!この記事では、アシナガバチを駆除する方法や巣の見分け方などをしっかり解説していきます。
アシナガバチは体長2cm前後の中型のハチで、超凶暴なスズメバチに比べればおとなしい性格。ただし巣を攻撃されたり刺激を感じたりすると、群れを守るために一斉に攻撃してくるので注意が必要です。
生活圏内に巣があった場合は、駆除が必要でしょう。
駆除の手順はもちろん、習性や刺された時の対処、被害の予防方法なんかもまとめているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
※今、アシナガバチの巣が作られているという場合は決して近づかないでください。
「安全に手っ取り早く対処してほしい」という方は、みんなのハチ駆除屋さんにお気軽にご相談ください。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
アシナガバチの巣は駆除すべき?
まずはアシナガバチの巣を駆除すべきかどうかから確認していきましょう。
実は、巣を発見した場合に駆除すべきか迷う方は多いです。
後ほど詳しく解説しますが、アシナガバチは益虫(人間に利益をもたらす虫)とも考えられています。そのためむやみに駆除する必要も無いんですね…。
アシナガバチの巣は、人が近づかないような高所、遠くの木の枝…などなど、あなたの生活に支障の無い場所にあるなら放っておいてもOK。
ただしお家の軒下や室外機、雨戸などあなたの生活圏内に巣があった場合は、安全のためにも駆除することをおすすめします。
6月〜8月はとくに放置すると急スピードで巣が大きくなっていきます。
あなたやご家族が刺されるリスクが高くなることはもちろんのこと、「巣があることに気づかずにあなたのお家を訪れる人」が刺されるリスクも高くなっていきます。
巣があって近づけない。その場所を避けて生活しなければならない。
といった状況であれば駆除を考えましょう。
アシナガバチの駆除方法
アシナガバチの巣は、5月〜6月頃までの初期段階のうちに駆除してしまうのが望ましいです。
というのも、この時期はまだ危険性が低く、業者に頼んでも費用が高くなりにくいため。
ただそれ以降の時期であっても、駆除は早いに越したことはありません。
アシナガバチを駆除するには、自分で駆除するかハチ駆除業者に頼んで駆除するかの2つの方法があります。
巣の大きさが10cm程度までであれば自分でも対処できる範囲ですが、それ以上の大きさの場合や不安を感じる場合は業者に相談しましょう。
市役所など行政では対応してくれないの?という問い合わせもよくいただきますが、アシナガバチは対応していない自治体がほとんどです。
アシナガバチ駆除は役所で対応していない
アシナガバチの駆除はまず役所に相談…と考えたくなりますが、実は「アシナガバチは対応していません」という自治体が多いです。
神戸市ではアシナガバチの巣の駆除は行っておりません。
巣の処置は、巣ができた場所の管理者が行ってください。
個人宅の場合は、ご自分で駆除するか、専門の駆除業者(有料)に依頼してください。
引用:「神戸市:アシナガバチと上手につき合おう」(神戸市)
本市では,アシナガバチの巣の駆除は行っておりません。
駆除される際は駆除業者に依頼するか,以下のポイントに気をつけて御自身で駆除してください。
引用:「京都市:アシナガバチの特徴と巣の駆除方法について」(京都市)
これは自治体の予算の兼ね合いや、先ほどもお伝えしたようなアシナガバチが益虫であることも関わっています。
スズメバチは命に関わる可能性が上がるため、市で対応してくれるケースがあります。アシナガバチも十分危険ではあるんですけどね…。
そのため駆除が必要な場合は「自力で駆除する」もしくは「駆除業者に依頼する」ようになります。
駆除作業には危険が伴うため、ご自身で行う場合はこのあとお伝えする準備物を揃えて、身の安全に最大限気を配って進めましょう。
もし今記事をご覧になっているタイミングが6月以降、巣が大きくなっている状態であればハチ駆除業者に相談することをおすすめします。
みんなのハチ駆除屋さんでも全国対応しておりますので、お気軽にご相談くださいね。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
自分で駆除する場合の準備物
アシナガバチの巣を自分で駆除する際は、以下を用意しましょう。
- 殺虫剤(スプレー式)
- ゴミ袋
- 巣を落とすための棒(突っ張り棒など)
- ホウキ・ちりとり
- 懐中電灯
- 防護服
「懐中電灯?」と思った方がいらっしゃるかもしれませんね。
駆除作業はアシナガバチが巣に戻って休んでいる日没後に行うのが安心です。
そのため手元を照らす用に懐中電灯を用意しておきましょう。(スマホ背面のライトでもOK!)
ちなみに、殺虫剤は「キンチョール」や「アースジェット」など一般的な殺虫スプレーでも大丈夫。
アシナガバチ駆除に使う殺虫剤は「ピレスロイド系」であればハチ専用ではなくとも問題ありません。
数十秒のあいだ噴射し続けるため、2本は用意しておくと安心です。
不安な方はハチ専用の殺虫剤をおすすめします。ドラッグストアにて1,000円前後で購入できるので、なるべく最大噴射距離が長い製品を選びましょう。
ただ上記のように、駆除作業用の防護服はかなり高額です。
自治体で貸し出しているところもありますが、以下のアイテムでも代用できるのでお試しください。
- フード付きのカッパ
- 帽子
- タオル
- 軍手(2ペア)
- マスク
- 長靴
着用のポイントはとにかく隙間を埋めることです。
アシナガバチが服の中に入り込まないよう注意してください。
アシナガバチ駆除の手順
では、実際に駆除作業を行いましょう。
先ほどもお伝えした通り、駆除の時間帯は日没後が適切。(自分で行う場合)
明るいうちに巣の場所を確認しておくのがおすすめです。
駆除作業は以下のステップで進めます。
- アシナガバチの巣まで2mほどの位置に近づく
- 風上から巣に向かって殺虫剤を30秒ほど噴射する
- アシナガバチが巣から落ちていなくなったら、棒で巣を落とす
- 巣があった場所に殺虫スプレーを吹きかける
- 巣をゴミ袋に入れて燃えるゴミとして処分する
落としたアシナガバチの巣や死骸は決して触らず、ホウキとちりとりでゴミ袋に入れましょう。
殺虫剤を吹きかけると、アシナガバチが一斉に飛び立つのでかなり恐怖を感じるかと思います…。が、殺虫成分に反応しているだけですので途中でやめずに噴射し続けましょう。
ただし身の危険を感じた場合はすぐに逃げ、しばらくは近づかないようにしてください。
蜂の巣駆除の方法について、より詳しい内容はこちらの記事で解説しています。不安な方はあわせてご覧くださいね。
【参考】蜂の巣駆除の方法をプロが解説|スプレーの選び方、手順、費用相場
Youtubeではアシナガバチを駆除している動画も掲載されているので、実際の駆除の手順やアシナガバチがどんな動きをするのかを見てみたいという方は参考にしてみてください。
もし自分で行うのが怖い場合は、みんなのハチ駆除屋さんにお気軽にご相談ください。
お電話一本ですぐに駆けつけ、駆除のプロが安全に駆除作業を行います。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
ハチ駆除相談窓口:0120-610-457
7:00〜22:00受付
アシナガバチの駆除費用と事例
アシナガバチの駆除費用は、作業料金や出張費あわせて最低でも1万円〜が相場です。
蜂の巣の駆除料金は、巣がある周辺の環境や巣の大きさにも左右されるため、一概に◯円!とは決まらないものなんですね。
ただ、巣のサイズが大きくなればなるほど、働き蜂の数が多ければ多いほど駆除費用も高くなることは確か。
安全のためにも、また費用をおさえるためにも、業者にお願いするのであれば早めに連絡することが重要です。
一部ではありますが、みんなのハチ駆除屋さんのアシナガバチ駆除の事例を紹介しますね。
ベランダのアシナガバチ駆除
巣の場所 | ご自宅2階ベランダの上 |
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駆除料金 | 12,100円 |
夕方6時頃、ベランダ近くでアシナガバチの巣を発見したとのことでお電話をいただきました。
小さいお子さんがいらっしゃるため「可能であれば子供が寝る20時前には完了して欲しい」とのことで、すぐにお伺いして駆除作業を行いました。
ガレージのアシナガバチ駆除
巣の場所 | ご自宅ガレージの屋根 |
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駆除料金 | 15,000円 |
ご自宅のガレージにアシナガバチが巣を作っているとのことでお電話をいただきました。
すぐ対応してほしいとのことで、お電話から1時間弱で到着し駆除作業が完了しました。
このように、「玄関口やガレージに蜂がいて出かけられない」「急ぎで来て欲しい」といったご相談も多くいただきます。
ベランダのアシナガバチ駆除
巣の場所 | ご自宅2階ベランダ足元 |
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駆除料金 | 26,400円 |
ベランダにアシナガバチの巣が2つあるとのことでご依頼いただいた事例です。
足元に巣があるとのことで刺される危険度が高いため、室内でお待ちいただき、すぐにお伺いして駆除作業を行いました。
エアコン室外機のアシナガバチ駆除
巣の場所 | エアコン室外機の中 |
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駆除料金 | 30,800円 |
エアコンをつけると室外機の中から蜂が出てくるとのことでお電話をいただきました。
室外機はアシナガバチの巣作りの場所として特徴的で、夏の時期は本当に相談事例が多いです。
ご指定いただいた時間にお伺いし、無事駆除作業が完了しました。
紹介した駆除料金はあくまで一例です。状況によって上下する可能性がありますのでご了承ください。「詳しい料金を知りたい!」という方は、無料見積もりをおすすめします!
アシナガバチの特徴と見分け方
ここからは、アシナガバチの特徴や習性に関して知っておきたい知識をお伝えします。
駆除しようと思っているけど、本当にアシナガバチかどうか確かめたい…という方もぜひご覧ください。
アシナガバチ (英名:Paper wasp) |
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分類 | スズメバチ科アシナガバチ亜科 |
体長 | 12mm〜26mm前後 |
活動時期 | 4月〜11月頃 |
アシナガバチは、毒針をもつ体長2cm前後の中型のハチです。
駆除業者としての視点もまじえつつ、さらに詳しく解説していきますね。
アシナガバチの特徴・活動時期
アシナガバチの特徴をカンタンにまとめると以下の通り。
- 体は細身で後ろ足が長い
- 全体的に黄色っぽい
- 素早い動きは苦手で、フラフラ飛ぶ
「アシナガバチ」という名前の通り、細長い足をもつハチです。
後ろ足をだらっと垂らしてフラフラとゆっくり飛ぶ様子が特徴的で、都市部や民家周辺など私たち人間の生活圏内に多く生息します。
活動時期は大まかに4月から11月頃。6月頃から活発になり、7月〜9月には危険性のピークを迎えます。夏の時期は駆除依頼がかなり増えますね。
4月 | 冬眠から覚めた女王蜂が1匹で巣作りを始める。※昨年の巣を使うことはありません。 |
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5月〜6月 | 働き蜂が生まれ始める。この頃から働き蜂に巣作りを任せ、女王蜂は産卵に専念するようになる。 |
7月〜9月 | 巣が最大に。働き蜂の数とともに危険性もピークを迎える。 |
10月 | 新しい女王蜂が生まれ、雄蜂と交尾を行う。 |
11月〜3月 | 女王蜂、働き蜂、雄蜂がすべて死に、新しい女王蜂のみが冬眠する。 |
冬季は被害の心配はありませんが、春先〜夏は十分注意が必要です。
スズメバチ・ミツバチとの違い
他の種類のハチとの見分けがつかない…という声もたびたび耳にするので、見た目の違いや特徴をカンタンにまとめてみました。
アシナガバチはスズメバチ・ミツバチに比べて体が細く、巣もだいぶ小さめ。
ぱっと見で黄色っぽい見た目であることも特徴的です。
よく観察しないと難しいですが、飛び方で見分けることもできます。
スズメバチやミツバチはまっすぐブーーンと飛びますが、アシナガバチはフラフラと飛びますよ。
日本には3属11種類が生息。毒性の強い種も
「アシナガバチ」とひとことで言っても、その種類はさまざまです。
日本にはアシナガバチ属・ホソアシナガバチ属・チビアシナガバチ属の3属11種のアシナガバチが生息しています。
アシナガバチ属 | |
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ホソアシナガバチ属 | |
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チビアシナガバチ属 | |
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なかでも民家周辺でよく見られ、危険性の高い種を詳しく紹介しますね。
キアシナガバチ | |
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セグロアシナガバチ | |
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コアシナガバチ | |
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フタモンアシナガバチ | |
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「益虫」とも呼ばれるアシナガバチの生態
ここからはアシナガバチの生態や習性、行動パターンを解説します。
農作物を荒らす害虫をエサにする
アシナガバチは私たちの生活に役立つ「益虫(えきちゅう)」としての側面をもちます。
というのも、アシナガバチは害虫を退治してくれる存在のため。
アシナガバチは蛾や蝶の幼虫(芋虫)を食べて大きくなります。
芋虫は農作物を食い荒らす害虫とされるため、害虫を食べてくれる存在はかなり重要なんですね…!
厳密には、芋虫をエサとするのはアシナガバチの幼虫です。
アシナガバチの成虫は芋虫を狩って肉団子として巣に持ち帰り、幼虫に与えます。
上記の理由から、アシナガバチが近くに生息している畑は生態系が安定する…なんて話も。
アシナガバチ=人を刺すハチ!というだけではなく、私たちの生活を支えてくれる一面があることを覚えておきましょう。
とはいえあなた自身やご家族に被害が及ぶのは耐えがたいものです。
このあとは行動パターンや危険性についてもお伝えしますね。
おとなしいけど毒性は強い?アシナガバチの危険性
アシナガバチは比較的おとなしい性格です。
巣に近づいたり、こちらから刺激したりしない限りは攻撃してこないと考えていいでしょう。
ただしむやみに近づいたり、巣に振動を与えたりすると働き蜂が一斉に攻撃してきます。
種類によっては強烈な毒を持ち、刺された痛みも尋常ではないものも。
一般家庭の周りや平地にも生息するセグロアシナガバチやキアシナガバチは、刺されると痛みや腫れ、かゆみもひどくなります。
一度ハチに刺されたことがある人は重篤症状になりやすく、死亡例も少なくありません。
とくに6〜8月はアシナガバチが活発に活動する時期で、軒下の巣を刺激して刺されてしまうことが多いです。
幼虫が羽化して、巣が活発になる9月頃は被害が増えるため注意しましょう。
危険を感じた場合は、みんなのハチ駆除屋さんにお気軽にご相談ください。
お電話一本で私たちハチ駆除のプロが迅速に駆けつけます。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
ハチ駆除相談窓口:0120-610-457
7:00〜22:00受付
もしアシナガバチに刺されたら
いくら注意していたとはいえ、なんらかの事情でアシナガバチを刺激してしまい、刺されるようなことがあるかしれません。
そんな時のために、あらかじめ刺された時の対処法を頭に入れておくと安心です。
アシナガバチに刺されたら、刺された箇所をすぐに水で洗い流しましょう。
体調に何か異変があった場合は、必ず病院を受診してください。
ハチ刺されによる詳しい症状は、医療資格を持つ専門のサイトを参考にすると確実です。(「大阪府医師会」さんのハチ刺されに関するページが参考になります。)
アシナガバチの巣の特徴と巣作り場所
益虫としての側面をもつものの、危険性はかなり高いアシナガバチ。
もしかすると、気づかないうちに巣が作られているようなことがあるかもしれません。
アシナガバチはどこにどのような巣を作るのか、チェックしていきましょう。
アシナガバチの巣はシャワーヘッド型が一般的
アシナガバチの巣の特徴としては「シャワーヘッドのような形」が例として挙げられます。
下から見ると六角形の穴がたくさん空いており、そのうちいくつかは白い繭(まゆ)で塞がっていることも。
巣穴では幼虫が育ち、夏場は巣穴や巣の周りに成虫がひっついています。(↓実際に駆除に伺ったお宅の写真です!)
巣の材料は木のくずや樹皮、紙など。唾液を混ぜつつ形成していきます。
巣の色は灰色や薄い茶色をしていますよ。
巣の大きさは最大でも20cmほどです。
同じく毒をもつスズメバチの巣は最大で80cmにもなるため、比較するとそこまで危険ではないようにも思えます。
ただ「巣を作られているのに気付きにくい」という点では注意が必要です。
アシナガバチは一般家庭の周辺に巣を作りやすいため、夏場はこのあとお伝えする場所を定期的にチェックすることをおすすめします。
巣が作られやすいのは軒下や室外機の中
アシナガバチが巣を作るのは玄関やベランダの軒下、窓枠の影といった雨風をしのげる場所、また室外機の中です。(こちらも駆除に伺ったお宅にて撮影させていただきました。)
とくに「室外機の中」はアシナガバチの営巣場所として特徴的。
室外機の中に蜂の巣が作られていたら、十中八九アシナガバチだと考えていいでしょう。
このように一般家庭の周辺に巣を作る習性があるため、洗濯物にアシナガバチが紛れ込みやすいという危険もあります。
紛れているアシナガバチに気づかず洗濯物を取り込んでしまい、刺激を受け「攻撃された」と勘違いしたアシナガバチに刺されるような被害も多発しているんです。
身を守るためにも、巣が作られていないかのチェック、また洗濯物を取り込む前のチェックを行いましょう。
アシナガバチ被害を予防するために
さて、ここまではアシナガバチの駆除方法や生態をお伝えしてきました。
最後に、アシナガバチの被害を予防するために行っていただきたい3つのことを解説します。
- 絶対にこちらから攻撃しない
- 巣ができそうな場所に殺虫剤を吹きかけておく
- 生活圏に巣が作られたら早めに駆除する
絶対にこちらから攻撃しない
アシナガバチを見つけても、絶対にこちらからつついたり刺激を与えたりしてはいけません。
アシナガバチの場合、巣の近くで動くものに攻撃を加える傾向があります。
興味本位で刺激を与えると、巣にいる大量の働き蜂から次々と集中攻撃を食らう可能性も。
手で追い払うような動きも危険なのでご注意ください。
近づいてしまったらゆっくりしゃがんで後ずさりし、その場を離れましょう。
また香水や整髪剤などの匂いもアシナガバチを刺激します。
巣が家の周りにあるときや駆除作業の際は使用を控えましょう。
巣ができそうな場所に殺虫剤を吹きかけておく
軒下などアシナガバチの巣が作られやすい場所に殺虫剤を吹きかけておくことで、巣作りを予防できます。
女王蜂が巣作りを始めるのは4月頃。
3月下旬〜5月頃にかけて、1週間に1回程度を目安に殺虫剤を撒いておくといいでしょう。
※雨が降ると成分が流れてしまうので、雨の後は都度撒くのがおすすめです。
殺虫剤は予防に特化したタイプも販売されているようです。
生活圏に巣が作られたら早めに駆除する
春先から夏場にかけて、巣が大きくなるのはあっという間です。
もし早い段階で巣を見つけられたのであれば、すぐに駆除しておきましょう。
巣が小さいうちなら、ご自身でも比較的安全に対処できます。
一方で巣が大きくなると危険性が高くなるほか、業者に依頼した時の駆除料金も高くなります。
また夏の時期は駆除業者が混み合うため、すぐに対応してもらえないことも。
実際にご依頼くださった方からも、「早めに駆除しておけばよかった」というお声を多く伺います。大丈夫だろう…と放置せず、身を守るためにも早めに動くようにしてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
特徴から習性、駆除方法、被害を予防する方法などアシナガバチについて丸ごと紹介してきましたが、疑問や不安は解消されたでしょうか。
アシナガバチは益虫ではありますが、種によっては毒性が強く、刺されないよう対策する必要があります。
もし近くに巣が作られていたら、早めに駆除を検討しましょう。
私たちみんなのハチ駆除屋さんでも、アシナガバチの駆除を受け付けています。
「他の業者に断られた」というようなケースでもしっかり対応。安心してお任せください。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
ここまではみんなのハチ駆除屋さんの日向がお伝えしました。
あなたの不安が解消され、安心して生活できることを願っています。
記事を監修したハチ退治の専門家
日向 準(ひむかい じゅん)
アシナガバチはおとなしい性格ですが、毒性自体は弱いわけではありません。むやみに刺激しないよう注意が必要です。またアシナガバチの駆除依頼は、実はスズメバチよりも多いです。夏の時期は依頼が混み合うため、やはり早めに対処するのをおすすめします。