「近くで見かけたスズメバチの種類が気になる…」
「どのくらい危険なんだろう?」
「写真と一緒に確認したい」
家の周りをうろついているスズメバチの種類・生態について、疑問をお持ちではないでしょうか?
みんなのハチ駆除屋さんのスタッフ、日向です。
この記事では、人を刺す9種類のスズメバチを写真付きで解説します。
毎年、多くの被害が出るスズメバチ。
東京都、横浜市、札幌市などの主要都市では、なんと年に数千件の駆除依頼が寄せられます。
スズメバチは、昆虫の世界ではトップにいる王様のような存在です。
攻撃力を発展させたオオスズメバチ、都市に適応したコガタスズメバチ、2012年に長崎県津島に侵入してきたツマアカスズメバチ…などなど、それぞれ特徴があります。
いずれも、攻撃性が高く毒性が強いので、とにかく刺されないこと・絶対に近づかないことが重要です。
もしスズメバチに巣を作られてしまったら、基本的には専門の業者さんに相談するようにしましょう。
自分で駆除しようとして刺される被害も多く、命に関わるため大変危険です。
安全に駆除する方法についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
※「今すぐ安全に駆除してほしい」という場合は、みんなのハチ駆除屋さんにご相談くださいね。
プロのスタッフがすぐに駆けつけ、被害が出る前に対処いたします!
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
「スズメバチは危険」「怖い」といったイメージがありますが、その攻撃性は種類ごとに異なります。
(もちろん危険度はアシナガバチやミツバチより遥かに上です。)
そのため、「どのスズメバチが危険なのか」が一目でわかるよう、表にまとめました!
毒性・攻撃力・敵を追跡してくる距離の3ポイントで比較。
上から危険な順に並んでいるので、上位のハチには十分ご注意ください。見つけても決して騒がず近づかず、そっと離れるようにしてくださいね。
それぞれのハチの名前をタップすると、詳しい説明の箇所にジャンプします。
(数値:最大=10、最小=1としました。)
種類 | 毒の量 | 攻撃力 | 追跡 |
---|---|---|---|
オオスズメバチ | 10 | 10 | 30m |
キイロスズメバチ | 8 | 9 | 30m |
モンスズメバチ | 8 | 8 | 25m |
チャイロスズメバチ | 8 | 8 | 10m |
ツマグロスズメバチ | 5 | 8 | 10m |
ツマアカスズメバチ | 5 | 10 | 40m |
コガタスズメバチ | 5 | 5 | 10m |
ヒメスズメバチ | 3 | 3 | 5m |
クロスズメバチ | 3 | 3 | 5m |
※「そもそもスズメバチかどうかわからない」「他の蜂の種類も確認したい」という方は、こちらの記事をご覧くださいね。蜂の種類と見分け方を解説しています。
▶︎蜂の種類と特徴:見分け方と危険性を知る
オオスズメバチ | |
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学名 | Vespa mandarinia マンダリニア |
写真 | |
活動時期 | 5月〜11月 |
体長 | 働き蜂:2.7~4センチ。女王蜂:4.5センチ前後 |
巣の場所 | 閉鎖空間:木の穴、根元、土の中など |
特徴 | ハチのなかで最も毒が強く、凶暴。巣の底はむきだし。秋はエサが少なくなり、他のスズメバチやミツバチを襲うほど攻撃的になる。巣は直径1メートルを超えることも。 |
エサ | コガネムシ、カマキリ、クモなど |
オオスズメバチは、「最強の捕食者」と言われるほど凶暴なスズメバチです。
大きなアゴで相手に噛みつき、6mmもの長い毒針でズブリと刺してきます。
「ケガ」といったレベルではなく、大事故・重症に繋がる本当に危険なハチなんです。
そんなオオスズメバチの巣は土の中に作られることが多く、その危険性からも自力駆除はほぼ不可能。
山林では木の穴などにひっそり巣を作ることもあるため、登山やハイキングの際はとくに注意しましょう。
キイロスズメバチ(ケブカスズメバチ) | |
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学名 | Vespa simillima xanthoptera シミリマ・キサンソプテラ |
写真 | |
活動時期 | 5月〜11月 |
体長 | 働き蜂:1.7~2.4センチ。女王蜂:2.5センチ前後 |
巣の場所 | 閉鎖空間:屋根裏・床下など |
特徴 | 発色の良い黄色。巣の規模は最大で、巣は直径1メートル以上、働き蜂の数は1,000匹を超えることも。攻撃性が高く、都市部に適応しているため、被害例が多い。7月〜8月に、狭い場所から開放的な空間に巣の引っ越しをすることも。 |
エサ | ハエ、バッタ、セミなど |
キイロスズメバチは都市や市街地に数多く生息し、中でも民家の屋根裏や軒下などに巣を作ります。
そのため、刺される被害がいちばん多いスズメバチでもあるんです。
巣が大きく群れの数も多いため、巣に近づくのはとても危険。
もし巣が作られていた場合は、みんなのハチ駆除屋さんにお気軽にご相談ください。
モンスズメバチ | |
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学名 | Vespa crabro クラブロ |
写真 | |
活動時期 | 5月〜10月 |
体長 | 働き蜂:2~2.8センチ、女王蜂:3センチ前後 |
巣の場所 | 閉鎖空間:天井裏、壁の間、木の穴など |
特徴 | 攻撃性は高い。他のスズメバチと違って、夜間活動の習性がある。キイロスズメバチと同様、巣を引っ越す習性がある |
エサ | セミ、バッタ、トンボなど |
日没後も、樹液をとるなどの活動をします。
チャイロスズメバチ | |
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学名 | Vespa dybowskii ディボウスキー |
写真 | |
活動時期 | 5月〜10月 |
体長 | 働き蜂:1.7~2.4センチ、女王蜂:3センチ前後 |
巣の場所 | 他のスズメバチの巣を乗っ取る |
特徴 | こげ茶色で、毒針が発達している。自力でも巣作りできるが、キイロスズメバチやモンスズメバチの初期の巣に侵入し、女王蜂を殺して巣を乗っ取る。「社会寄生性スズメバチ」と呼ばれる |
エサ | 他のハチなど |
アゴや毒針が発達していて、身体も硬いのが特徴。他のスズメバチの巣を乗っ取るくらい、攻撃性も高いです。
ツマグロスズメバチ | |
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学名 | Vespa affinis アフィニス |
写真 | |
活動時期 | 4月〜12月 |
体長 | 働き蜂:2~2.2センチ、女王蜂:2.5~2.8センチ前後 |
巣の場所 | 木の枝、天井裏、草むら、地面近くなど |
特徴 | 初期の巣は、コガタスズメバチのようにトックリ型。石垣島など熱帯・南西諸島に多く、台風の被害をさけるために地面近くに営巣することが多い。刺激した場合の攻撃性は強い |
エサ | バッタ、トンボ、各種昆虫など |
ツマアカスズメバチ | |
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学名 | Vespa velutina ベルティナ |
写真 | |
活動時期 | 5月〜11月 |
体長 | 働き蜂:2センチ、女王蜂:2.4~3センチ前後 |
巣の場所 | 木の枝、茂み、土の中など |
特徴 | 攻撃性がとても高い。敵をしつこく追い回す。初期の巣は地中や低い場所に作るが、規模が大きくなると高い位置に巣を作る。都市部の高層ビルに巣を作ることも。 |
エサ | ハエ、トンボ、ミツバチなど |
コガタスズメバチ | |
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学名 | Vespa analis アナリス |
写真 | |
活動時期 | 5月〜11月 |
体長 | 働き蜂:2~2.7センチ。女王蜂:2.6センチ前後 |
巣の場所 | 庭木、軒下など |
特徴 | 初期の巣はトックリ・フラスコ型。都市部での被害が増えていて、庭木の剪定中に刺されることも。刺激しなければ襲われないが、一度怒ると強い攻撃力をみせる |
エサ | ハエ、アブなど |
比較的穏やかなハチですが、人間の生活圏内に巣を作ることが多く、気づかないうちに刺激して刺される被害が頻出しています。
庭で植物を育てている方などは、とくに注意してください。
また、駆除についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
コガタスズメバチの駆除を考えている方は、ぜひご一読くださいね。
ヒメスズメバチ | |
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学名 | Vespa tropica トロピカ |
写真 | |
活動時期 | 5月〜9月 |
体長 | 働き蜂・女王蜂ともに:2.4~3.7センチ |
巣の場所 | 閉鎖空間:天井裏、床下、木の穴、土の中、壁の間など |
特徴 | スズメバチの中ではおとなしいが、敵に敏感で威嚇はする。お尻の部分が黒い。巣はとても小さく、 働き蜂の数は最大でも数十匹ほど。 |
エサ | アシナガバチの幼虫、他のスズメバチのサナギなど |
クロスズメバチ(ジバチ・ヘボ) | |
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学名 | Vespula flaviceps ベスピュラ・フラビセプス |
写真 | |
活動時期 | 3月〜12月 |
体長 | 働き蜂:1~1.5センチ、女王蜂:1.5センチ前後 |
巣の場所 | 閉鎖空間:土の中、家の壁のスキマなど |
特徴 | 攻撃性・毒性ともに強くない。黒い部分が多いので、見分けやすい。巣はほとんど土の中に作られる。 |
エサ | クモ、ハエなど |
スズメバチの駆除は、プロのハチ駆除専門業者に依頼しましょう。安全に駆除したいなら、これがベストです。
スプレーやトラップで自分で駆除する方法もありますが、素人には危険すぎます! なぜなら、刺される危険性がとても高いからです。
スズメバチは、近づくと警戒し、威嚇してきます。しかも、 警報フェロモンという毒液を撒き散らして、仲間を呼ぶこともできます。業者の使う防護服を着ていたり、専用の薬剤やネットなどの道具を使いこなせる場合は大丈夫なのですが…、そうでなければ興奮したスズメバチに刺されてしまうでしょう。
スズメバチの駆除は、命に関わる危険な作業。
「駆除しようとして刺された」「追い払おうとして刺された」というケースが後を絶たないため、スズメバチの対処はプロにお任せするのが安心です。
みんなのハチ駆除屋さんでは、危険なスズメバチの駆除を承っています。
自分での駆除に不安をお持ちの方は、お気軽にご相談くださいね。どんな場所にある蜂の巣でも、徹底的に対処いたします。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
駆除の値段は、スズメバチだと約9,000円から、巣の大きさや場所によっては3〜5万円ほどかかることもあります。
巣がまだ小さいうちは駆除料金も抑えれられるため、放置せずに早めに駆除を依頼するのがオススメです。
なお、スズメバチの活動がピークになる8月〜10月頃は、ハチ駆除業者に依頼が殺到する時期。
「スズメバチが飛び回っているから早く来てほしいのに、混んでいてすぐ来てもらえない…」なんてことも十分ありえますので、やはり早めに対処するのが重要です。
また、スズメバチを駆除した後ですが、駆除したときに外に出かけていたハチが戻って来ることがあります。この「戻りバチ」対策をやらないと、駆除は完了しませんのでご注意ください。
みんなのハチ駆除屋さんでは、戻りバチ対策もバッチリ行います!
自宅や所有地の中に蜂の巣があるなら、自治体に連絡してみても良いでしょう。
自治体によって差があり、正直、駆除に対応していない自治体の方が多いです。
このように、さまざまな対応の種類があります。
お住まいの自治体に連絡してみましょう。衛生課、保健福祉課、環境政策課などが窓口になっていることが多いです。
なお、蜂の巣駆除は事後報告ではお金が出ないので、連絡するなら駆除の前にしてくださいね。
スズメバチも種類によって、攻撃性や性格は違います。ですが、刺激してしまえば、どのスズメバチも攻撃してきます。
黒いものや強い匂いのする化粧品類は避けてくださいね。
それでも、気づかぬうちに刺激してしまうものです。
夏〜秋は繁殖期で、巣を守るために気が立っているので、見つけたらみんなのハチ駆除屋さんにご連絡ください。すぐに駆けつけて、安全に退治します。
蜂の巣駆除の料金・到着時間はこちらのページにくわしく記載しております。
それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました!
この記事を監修したハチ退治の専門家
日向 準(ひむかい じゅん)
スズメバチは攻撃性の高さや毒の強さから、駆除する私達も怖いと感じるハチです。自然のあるところはもちろん、都市部にもスズメバチは生息していますので、もし遭遇してしまったら刺激せず、立ち去るようにしてください。
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