「雨戸の周りにハチが飛んでいる。もしかして巣がある?」
「雨戸の内側に蜂の巣がつくられた。蜂の種類は?早めに駆除した方がいい?」
雨戸の中から虫の羽音が聞こえたら、中に蜂の巣がある可能性が高いです。
ご自宅の雨戸やシャッターにできた蜂の巣は、うっかり見落としやすく、家主が気づかないうちに大きくなりやすい性質があります。
とくに戸袋の中にできた蜂の巣は、殺虫剤を行き渡らせるのが難しいため、駆除の難易度が高くなります。
この記事では、プロの蜂の巣駆除スタッフが、雨戸にできた蜂の巣の見分け方と、正しい駆除方法を解説します。
記事の中では、難易度が高い「戸袋の中にできた蜂の巣の対処法」も解説するので、ぜひ参考にしてください。
「今すぐトックリバチの巣を駆除してほしい」という方は、みんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。
最短30分で駆けつけ、ベテランの職員が速やかに巣を駆除します。
蜂の巣駆除の料金・到着の流れはこちらのページをご覧ください。
雨戸やシャッターは蜂にとって、雨風をしのげて、ほどよく暖かく風通しのよい、絶好の営巣場所です。
野山が減った現代日本では、昔は自然が豊かな場所に生息していたスズメバチやアシナガバチも、都市部や市街地に活動の場を広げています。
そのような現代において、人家の雨戸やシャッター、戸袋の中などの空間は、蜂が外敵から幼虫を守りながら餌場とも行き来しやすい、非常に快適な場所なのです。
雨戸には引き戸タイプ・折れ戸タイプ・シャッタータイプがあります。
雨戸・シャッターで、蜂に巣をつくられやすい場所は次の通りです。
戸袋の内側や窓と雨戸の間(死角になった部分)、雨戸の高い場所に巣をつくられると、駆除の難易度が高くなります。
このような場所に巣をつくられた場合は、専門家に相談することをオススメします。
スズメバチ | アシナガバチ | ドロバチ | |
---|---|---|---|
蜂の見た目 | ・丸みのある体 ・黒色とオレンジ色 |
・細長い体 ・黒色と黄色 |
・くびれのある体 ・黒色に斑模様 |
蜂の大きさ | 2〜4cm | 1〜2.6cm | 0.6〜3cm |
活動時期 | 4月から11月下旬 | 4月から10月頃まで | 7〜9月頃 |
巣の見た目 | ・ボール状もしくはフラスコを逆さにした形 ・マーブル模様 ・巣穴が1つ |
・シャワーヘッド状 ・灰褐色 ・巣穴が複数 |
・泥を固めた形 ・ボコボコしている ・巣穴はゼロ〜複数 |
巣の大きさ | ・最大で直径60〜80cm | ・最大で直径15cmほど | ・3〜4cmほど |
あなたの家の壁にできた蜂の巣が、攻撃性の強いスズメバチの巣や、直径10cmを超える大きな巣だった場合、安全のため行政やハチ駆除専門業者に依頼してください。
自治体によっては、スズメバチの巣を無償で駆除してくれる地域も存在します。「〇〇市 蜂駆除」などで検索してみてください。
一方で、比較的温厚なアシナガバチの巣やドロバチの巣だった場合は、この記事で紹介する方法で自力駆除することも可能です。このまま読み進めてください。
「どの写真にも当てはまらなかった」「そもそも蜂の巣かどうかわからない」という方は、みんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。
プロの職員が巣の特徴をお伺いし、場合によっては無料の現地調査を行って虫の種類を判別いたします。
雨戸のどこに蜂の巣があるか、事前に把握しておきましょう。
安全のため蜂の巣から3メートル以上距離をとり、スマホのカメラやズーム機能で確認するようにしてください。
蜂は光に寄ってくる性質があるため、スマホのライトやフラッシュは切っておきましょう。
雨戸の外から見ても巣が確認できないときは、戸袋の中や室内側に巣がある可能性が高いです。
戸袋の内側は入り組んでいて、駆除の難易度が高いため、場合によっては蜂駆除専門業者に依頼してくださいね。
蜂の巣駆除のために、次の品物を準備しましょう。
殺虫剤は、ゴキブリやハエ用の殺虫スプレーを使っても大丈夫です。
ただし蜂駆除専用スプレーのほうが噴射力が強く、巣から離れていても殺虫成分が届きやすいため、刺されるリスクを軽減できます。
そのため、蜂駆除専用スプレーを使うことをオススメします。
蜂駆除専用スプレーはホームセンターやスーパーで調達できます。
蜂駆除用の防護服を通販などで購入する場合、5万〜10万円が相場となります。
身近なもので簡易版の防護服をつくる場合、次の品物で代用しましょう。
自治体によっては防護服を無償で貸し出してくれるところもあるため、問い合わせてみてもよいでしょう。
蜂は黒い色のものを攻撃する習性があるため、頭や目を守り、服装は白い色で統一してください。
そして蜂は強い汗の匂いや香水、柔軟剤の匂いを嫌がります。
そのため、風呂上がりのさっぱりした体で駆除することをオススメします。
蜂の巣駆除は、日没後の夜9時ごろに行いましょう。
日中は働き蜂が外に出払っているため、昼間に殺虫スプレーをかけても、すべての個体を駆除することができません。
また、女王蜂を仕留めそこねると、再び巣をつくられる可能性があります。
まとめて駆除できる「夜9時ごろ」に駆除しましょう。
懐中電灯を点灯させながら、蜂の巣の風上に立ってください。
蜂は光に寄ってくる習性があるため、玄関や室内の電気は消しておきましょう。
蜂の巣が頭上にある場合、真下に立つと蜂が一斉に襲いかかってくる可能性があります。
少し離れた位置から、殺虫スプレーのノズルが巣穴に向くように構えてください。
巣穴に向けて殺虫スプレーを20〜30秒間噴射しましょう。
たとえ巣の中から蜂が出てきてもひるまず、蜂に向かってスプレーを噴射してください。
1缶使い切る勢いで吹きかけましょう。
翌日、残った殺虫スプレーを巣に吹きかけて、生き残りがいないか確認しましょう。
蜂が巣穴から出てこなければ、長い棒もしくは箒、スコップなどで蜂の巣を地面に落とします。
落とした蜂の巣と蜂の死骸は、可燃ごみの袋に入れてごみに出してください。
このとき、蜂の死骸や蜂の巣に素手で触らないよう注意しましょう。
スズメバチは死後1日程度反射的に毒針で刺してくることがあります。
翌日に蜂の巣を処分することで、タイミング悪く外に出ていた働き蜂もまとめて駆除できます。
戸袋の中にある蜂の巣は、蜂専用の殺虫スプレーもしくは燻煙剤、薬剤を使って駆除します。
開放的な場所にある蜂の巣とは違い、戸袋の中にある蜂の巣は簡単に取り除くことができません。
場合によっては雨戸を取り外し、戸袋の中から蜂の巣を取り出すこともあります。
殺虫スプレーを使う場合の駆除方法は次の通りです。
蜂が逃げないよう、戸袋の隙間を養生テープやビニールで塞ぎます。
ベテランの蜂駆除職員は、戸袋の隙間からマイクロスコープを挿入して、蜂の巣の位置や規模感を確認します。
戸袋の底の隙間からスズメバチの巣をねらって殺虫剤をスプレーします。
殺虫剤に驚いて巣から出てきた蜂の羽音が戸袋に反響し、ゴーゴーと音を立てますが、気にせず噴射を続けます。
その後、殺虫剤があたった蜂はやがて巣から落下し、戸袋の隙間から出てきます。
時間をおいて、雨戸を外して戸袋の中から巣を取り出してください。
最後に戸袋の内側に薬剤を散布して、巣があった場所を清掃して雨戸をもとに戻したら、作業は終了です。
雨戸の高い位置にできた蜂の巣や、戸袋の内側にできた蜂の巣は駆除の難易度が高いです。
少しでも不安に感じたら、蜂の巣駆除の専門業者に相談しましょう。
夏場の蜂の巣は、1日ごとにコロニーを拡大し、みるみるうちに大きくなります。
スズメバチの巣の場合、ピーク時の働き蜂の数は数100匹にのぼります。
一斉に襲いかかられると、刺されてアナフィラキシーショックを起こす危険があり、大変危険です。
また、蜂の巣ができたことで雨戸の建付けが悪くなったり、蜂の巣を除去するにあたって雨戸が壊れてしまった場合、次の修繕費用が発生します。
雨戸の種類 | 修繕費用のめやす |
---|---|
単板引違い雨戸 | 2〜6万円 |
ルーバー引違い雨戸 | 3〜7万円 |
手動シャッター | 8〜15万円 |
電動シャッター | 10〜30万円 |
下手に触って雨戸を壊さないためにも、最初から蜂の巣駆除の専門家に依頼したほうが安心です。
みんなのハチ駆除屋さんでは、雨戸やシャッターにできた蜂の巣駆除を承っております。
ご希望の方には、巣づくりの再発防止処理も行いますので、お気軽にご相談くださいね。
まずは下記のお電話番号から、被害状況をお知らせください。
蜂の巣駆除の料金・到着の流れはこちらのページをご覧ください。
雨戸に蜂の巣をつくらせないためには、殺虫スプレーや木酢液を雨戸や戸袋に吹き付けてください。
殺虫スプレーの「合成ピレスロイド」という殺虫成分や、木酢液の焦げたような匂いは、蜂が苦手とする匂いです。
ただしこの方法は、雨が降ったり、時間が経つと効果が薄れてしまいます。
春先から夏にかけて、3〜4日に1度吹きつけると効果的です。
より効果的な蜂予防を希望する方は、プロのハチ駆除専門業者に依頼して、予防のための薬剤散布・薬剤塗布をしてもらってください。
ほかにも、蜂が入り込む原因となる、雨戸や戸袋の「隙間を補修する」といった予防対策も効果的です。
この記事では、雨戸にできた蜂の巣を駆除する方法を紹介しました。
とくに重要なポイントは、次の3点でしたね。
雨戸にできた蜂の巣を放置すると、1日ごとに大きくなり、働き蜂の数もねずみ算式に増えていきます。
「すぐに駆除してほしい」という方は、蜂駆除専門業者に相談してくださいね。
また、自治体によってはスズメバチを無償で駆除してくれたり、防護服の貸し出しをしてくれる地域もあるため、お住まいの地域のホームページを調べてみてください。
それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました!
この記事を監修したハチ退治の専門家
日向 準(ひむかい じゅん)
雨戸の内側にできた蜂の巣は、殺虫スプレーが行き渡りにくく、業者でも駆除が難しいと言われています。
ときには雨戸を外したり、隙間を養生テープやビニールで塞いだりと、大掛かりな作業が必要です。
大切な雨戸を傷つけず、迅速かつ安全に蜂の巣を駆除をしたい方は、私たちプロのハチ駆除業者にお任せくださいね!
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