怖いスズメバチを安全に退治しよう!
プロが教えるスズメバチの駆除方法

蜂退治専門家が語る
半端な知識での駆除は非常にキケンです。スズメバチの特徴を知って、駆除のコツを抑えましょう。

「スズメバチが軒下に巣を作っている…どうしよう」
「ベランダの近くをスズメバチが飛んでいる…退治しなきゃ!」

ハチが近くにいると、とても怖いですよね。
でも、焦りは禁物です。

スズメバチは攻撃的な性格なので、下手に刺激すると毒針で刺されてしまいます。

ハチに刺される原因でいちばん多いのが「自分で駆除しようとして失敗して刺された」というもの。

厚生労働省によると、ハチに刺されて死亡する人が毎年20人ほどいます。そのなかでも被害が多いのが、攻撃性の高いスズメバチ。

スズメバチは、女王蜂と巣を守るために、自分の命をまったく惜しまずに攻撃してきます。巣に近づくもの、刺激を与えるものはすべて敵。捨て身で襲いかかってくるので、ほんとうにキケンです。

「すでにスズメバチに巣を作られている!」
「近くをスズメバチが飛んでいる!」

という方は、とにかく近づかないでください! そして刺激を与えないでください。

また、以下の2つも大事です。

  • 黒いモノは身につけない。薄い色の帽子で、髪を隠す
  • ・香水・整髪料など、強い香りを身につけない

手で払おうとすると「攻撃された!」と思って、針から毒液を出して仲間を呼びよせます。何匹ものスズメバチに襲われることに…。しかも、針で何度も刺してきます。

私の経験上からも、もしスズメバチが1匹でもいたら、近くに巣があると考えてください。もし巣を見つけたら、ゆっくりと後ずさりするように、遠くへ離れましょう。

この記事では、スズメバチの被害に合わず、安全に駆除するために知っておくべきことをまとめました。活動時期や種類、毒についても知っておくと、いざという時冷静に行動できます。

※「いますぐ、スズメバチを退治したい!」とお急ぎの方は、こちらからご相談ください。
ハチの巣駆除のプロが、すぐに駆けつけて解決します。

目次

駆除する前に知っておくと安心!スズメバチの特徴と危険性

いきなりハチが姿を表したり、巣を見つけたとしても、「これはスズメバチだ!」と何も知らない状態では判断できません。

巣の形や活動時期は駆除する上でも知っておきたい情報
スズメバチの特徴を掴んで、賢く駆除しましょう!

容赦なく敵を攻撃する!スズメバチの特徴と性格

スズメバチ
大きさや色は?

大きさは種類によって様々ですが、小さいものは20mm前後から、大きいものは40mmにもなります。
体はオレンジ色をしたものが多く、足は黒いことが特徴です。

性格は?

警戒心が高く、巣の周辺を通るだけでも敏感に反応して人を襲いに来ます。

攻撃的なの?

スズメバチは非常に攻撃的

巣が付いている木や壁に誤って触れてしまい揺らしたものなら、何匹もハチが群がって次々と刺しにきます。

警戒体制に入ったハチは周りのハチに警戒フェロモンを放出。フェロモンを出すと、周りのハチが何十匹も集まって刺し続けるのです。

見た目が似ているアシナガバチとの見分け方
見た目が似ているアシナガバチとの見分け方

スズメバチとよく間違われるアシナガバチ。
アシナガバチにはこんな特徴があります。

  • ・胴体は黒っぽい。黄色と黒のシマシマ
  • ・くびれが深くて、細い
  • ・足が長く、飛ぶ時は後ろ足をダラリと垂らす
  • ・フラフラ揺れるように飛ぶ

夏だけでなく秋まで要注意!活発に活動する時期はいつ?

9月下旬〜10月上旬はハチの数も警戒心も、最も高まる時期です。

ですので、この時期に巣を駆除する行為は大変危険になる、ということを覚悟してください。

全国的に最も被害の大きいキイロスズメバチが巣をつくり始めるのは、4月下旬〜6月上旬。このときはまだ女王蜂一匹で巣をつくり、1ヶ月半ほど経つ頃、働き蜂が生まれます。

女王蜂が巣を作りはじめた段階で駆除することができれば、これから増えるであろうハチをごっそり駆除できるんです。

これでわかる!アシナガバチとスズメバチの巣の見分け方

ハチの巣を安全に駆除するには、どのハチの巣なのか見分ける必要があります。

ここでは、とくに被害の多いスズメバチとアシナガバチの巣の見分け方をお伝えします。

スズメバチの巣
家屋の壁にできた大きな球体の巣
  • ・色は茶系でマーブル模様
  • ・トックリを逆さまにした形や、大きな球体の形
  • ・土の中にも作る
アシナガバチの巣
アシナガバチの巣
  • ・色は灰色=灰褐色
  • ・六角形の育房がむきだし
  • ・傘を開いたような形

作られる場所は、軒下、木の枝、家の壁など。このあたりはスズメバチもアシナガバチも共通しています。

ただ、大型で凶暴なオオスズメバチは、土の中に巣を作ることがあります。

土中にいるオオスズメバチ

スズメバチが巣を作る場所については、この後さらに詳しく説明していきます。

こんなにたくさん!?スズメバチが巣を作る場所

スズメバチが巣を作る場所

ハチの巣は、木や軒下にあるイメージが強いと思います。ですが、スズメバチはその他にも、いろんな場所に巣を作ります。

天井裏、床下、壁、壁の中、窓枠、ダンボール箱、鳥の巣箱、戸袋、換気口、軒の中、土の中、木の穴、ビル、鉄骨、廃材、トラックの荷台、灯籠、お墓の中、アパートやマンションなどの通路の天井、電気メーターの下、などなど…。

私の経験上、多いのは軒下、床下、戸袋です。

玄関の付近、床下などが人との距離が近いため、住人やペットが刺される可能性が高い場所です。

意外な場所では、逆さにした鉢植えの中とか、長い間使わない自転車にかけたカバーの中など。まさか蜂がいるとは思わず、動かそうとしたらハチに刺された!というような例が、毎年何件かあります。

夏〜秋に爆発的に増える!スズメバチの1年の活動

スズメバチの1年の活動

スズメバチの活動がはじまるのは、4月下旬頃。

まず、女王蜂が1匹で巣作りを始めます。6月の中旬頃に、働き蜂が羽化します。

そこから一気に、7月の30~40匹から8月の300~400匹と100倍近く増えるのです。
10月には1,000匹に達する巣もあるほど。

このように、スズメバチは夏に爆発的に増える生き物なんです。

初夏・5月の気温が高かった年は要注意!スズメバチが増えやすいです。

スズメバチの女王蜂は、はじめは1匹だけで巣作りと子育てをします。そのときに重要なのが、巣の中の温度です。

巣の中の適温は30~32度。
しかし5月はこれより低い温度ですよね。そのため、女王蜂が自分の胸など身体をふるわせて発熱して温度を上げるのです。まさに、身を捧げた子育てですね。

でも、気温が高い年は、この「ふるわせて温度を上げる」という重労働がいらなくなります。その分、卵を産んで増やす=働き蜂の数を増やすことにエネルギーを使えるのです。

4〜5月:冬眠から目覚めて巣作りがはじまる

冬眠から目覚めた女王蜂が巣を作りはじめる時期。

関東地方では、5月のゴールデンウィークあたりに巣作りがはじまります。

大きなアゴで木をかじって、唾液と混ぜながら巣の材料を集めていきます。

この時期、1匹の女王蜂が、30~40もの育房(部屋)を作って産卵・子育てをします。

ですが、攻撃性は低いです。巣を刺激しても、少し威嚇するくらいで、どこかに飛び去ってしまいます。

巣の大きさ:〜15センチ以内

6〜7月:ひとつの巣に数十匹のハチが

働き蜂が、少しずつ育ちはじめます。それまで働きづめだった女王蜂に代わって、働き蜂が野外で活動する時期です。

巣に運び込まれるエサや巣の材料も増えて、子育ても活発になります。

巣の形は、フラスコ型から丸型に変わります。蜂の数は数十匹に増えます。キイロスズメバチなどは7月前後で100匹を超えることがあります。

巣の大きさ:15〜40センチほど

7〜9月:巣の引っ越しにも注意!ハチの数は300匹以上にも

大量の働き蜂がそろいます。

小さなカボチャくらいだった巣が、スイカ大くらいになります。

  • ・それまで何もなかったところに、巣ができていた
  • ・夏休みに1週間ほど家をあけて、戻ったら巣ができていた

こんなケースが増えていきます。 駆除の依頼もいちばん多い時期です。

またこの時期は、狭い場所や湿気の多い場所を嫌って巣を引っ越す集団も増えます。
じつはこの移住のときに、人の家への侵入や巣作りも増えます。

この時期は、スズメバチの攻撃性が高まる時期でもあります。

新しい女王蜂を育てていたり、オオスズメバチによる襲撃に敏感になっているためです。

スズメバチのなかでもっとも大きく凶暴なオオスズメバチは、他のスズメバチの巣を襲うことがあるのです。他のハチの幼虫などをエサとして狙い、襲うのです。そのため、ただでさえ攻撃的なスズメバチが、さらに敏感&凶暴になる時期なのです。

巣の大きさ:30〜80センチほど

10月〜3月:油断禁物!秋も安心できない

冬になると、働き蜂は死んでしまいます。
新しい女王蜂が生まれ、越冬・冬眠の準備に入ります。

森林のなかの、朽ちた木(スギ・クヌギ・サワラなど)の中で越冬することが多い。

オオスズメバチやキイロスズメバチの大型の巣は、12月まで残るものもある。

ただし、10月〜11月はまだ油断禁物です…!
じつは、ハチの数がいちばん多くなるのは10月前後。
巣によっては1,000匹になるケースもあります。

この時期も、不用意にハチの巣に近づくのはやめましょう。

よく聞く「アナフィラキシーショック」。実際刺されたらどうなるの?

アナフィラキシーショックの症状は、気道の腫れのほかに全身のむくみや頭痛、下痢、嘔吐など様々。

最悪の場合は尿を漏らし、手足に痙攣を起こして意識がなくなることも。

実は、ハチに刺されたことによる死亡者の多くは、刺されてから10分から15分の間に死亡しています。
これはほとんどの場合、気道が腫れ、息ができなくなったことによる窒息死です。

その原因を引き起こすのがアナフィラキシーショックなんです。

体の不調

一度ハチに刺されたときにできる毒の抗体が、二度刺されたことによりアレルギー反応を起こすことで発生します。

重症の場合、一刻も早く救急処置を行う必要があります。刺されて具合が悪いなどの症状が出たときはすぐに救急車を呼びましょう。

スズメバチが現れた!刺されないための防御法とは?

スズメバチが家に…!巣が近くにあると、それだけでハチは警戒体制をとり、私たちに近づいてくる可能性があります。

巣を駆除する前に、ハチに刺されないようにするための防御法を学んでおきましょう。

スズメバチは3ステップで攻撃する

スズメバチの攻撃性が高まるのは、7月後半から9月

巣にはこの時期も幼虫やサナギがいます。それを守るためにも攻撃性を高めて、外の敵に敏感になります。

ここでは、スズメバチの攻撃のステップをお伝えします。スズメバチがどんな風に敵を攻撃するのかを知っておくと、ハチ刺されの予防にも役立ちますよ

1 警戒

スズメバチの巣の入り口には、見張り番のハチがいます。警戒しながら外を見て、異常があると巣の外を飛び回ったりします。

異常がなければ巣に戻ります。

2 威嚇

敵や侵入者を見つけると、そのまわりを高い羽音をたてて飛び回ります。
アゴを激しく噛み合わせて、カチカチと音を立てて威嚇もします。

この「カチカチ威嚇」は、スズメバチだけが行います。

人が近づいたり、巣のある木や柱などが揺れても警戒するので、要注意です。

このときにパニックになって手で払ったり、慌てて身体を大きく動かすとさらに狙われてしまいます。
目を閉じて顔を下向きにしてじっとしていると、スズメバチは巣へ戻ることがあります。

3 攻撃

威嚇を無視したり、威嚇してもいなくならない相手には攻撃をします。

まず、ハチが興奮すると攻撃フェロモンが周りに撒き散らされます。ちなみにこのフェロモンには、アルコールやエステルなど香りの強い成分が混ざっています。

このフェロモンが攻撃の合図=警報になり、仲間を呼び寄せて一斉に攻撃態勢に入ります。

そして毒針のミサイル攻撃で敵を倒そうとします。

敵に攻撃された場合など、興奮していると何度も毒針を突き刺してきます。

ハチが近づいて来ても刺激を与えない

上記でも述べたように、スズメバチは巣に近寄られると警戒体制をとり、私たちの周りを飛びはじめます。

ここで慌てて手で払ってしまうと、ハチに敵と見なされ、一斉攻撃が始まるのです。

ハチが近づいて来たら声を出すことをじっと我慢し、姿勢を低くしてゆっくりと距離をとりましょう

黒いものには要注意!

髪の毛なども危険

スズメバチが最も激しい反応を見せるのは「黒」
髪の毛や、黒い服、長靴、黒いカメラなどは攻撃の対象となるので要注意です!

巣の近くで白と黒の旗を振ったところ、8割が黒旗をめがけて攻撃してきたという実験結果もあります。

人が刺される時は、髪の毛のある頭部や、「黒い瞳が狙われてまぶたが刺される」などのケースが多いです。

逆に、白色や銀色に対しては最も反応が薄いと言われていますので、白い帽子で髪の毛を隠すなど刺されないように工夫をしましょう。

ハチは匂いに興奮する

匂いが強いものは、スズメバチを刺激してキケンです

スズメバチは、整髪剤や香水、化粧品の匂いで刺激を与えてしまうこともあります。

スズメバチは嗅覚に敏感で、巣からある程度離れていても反応される場合もあるので、身につけるものには気をつけましょう。

ひらひらした服装にも注意

ひらひらした服は巣の近くで攻撃を受けやすいとされています。
ハチが出てくる夏場は風通しのよい、ひらひらした服を着る女性の方もいるのではないでしょうか。

ほかにも、毛皮や純毛製の服にも注意が必要です。

スズメバチに刺されたら

スズメバチは毒を持っています。特に注意が必要なのは、一度刺された人です。アナフィラキシーショックというアレルギー症状を起こす可能性があり、とてもキケンです。

ここでは、スズメバチに刺された場合の対処法を紹介します。

  1. 症状を確認
  2. 毒を取り除く
  3. 患部を冷やして薬を塗る
  4. 病院へ行く

この流れで、すみやかに行動することが大切です…!

1 症状を確認

スズメバチに刺された場合、局所症状全身症状の2つの症状に分かれます。

とくにキケンなのは全身症状。これは2回目以降に刺された場合に発症することが多いです。

全身症状が出たら、すぐに病院に行きましょう! 最悪の場合、命にかかわります。

局所症状 刺された場所の腫れ。かゆみ。痛み。患部周辺の発熱。
全身症状 【軽度】吐き気、めまい、発汗、ふるえ
【中度】頭痛、嘔吐、息苦しさ、喉のしびれ・乾き
【重度】失神、じんましん、呼吸困難、心機能の低下、意識障害

2 毒を取り除く

蜂の毒は、水に溶けやすいです。なので、刺された場所をつまみ、毒を絞り出すようにして、水で洗い流します。

口で吸い出すのはやめましょう。蜂の毒が口の中に入って、しびれなどの症状を起こします。

ポイズンリムーバーという毒抜きグッズを使っても良いでしょう。

3 患部に薬を塗る

できれば患部を冷やします。冷やすことで血管を収縮させて、毒のめぐりを遅らせる効果があります。

そして、抗ヒスタミン剤かステロイド剤を塗ります。

刺された場所にアンモニア(尿)をかけるのは間違いです。むしろ炎症を起こすなど症状を悪化させる可能性があるのでやめましょう。

4 病院へ行く

局所症状は皮膚科、全身症状はアレルギー科が望ましいです。

繰り返しになりますが、1度刺されたことがある人は、体内に抗体ができています。その抗体がハチの毒に反応してアレルギー症状を引き起こします。最悪の場合、窒息死などで死亡する可能性もあります。

また、一度も刺されたことがなくてもアレルギー症状が出ることがあります。なので、「いつもと違う。なにかおかしい」と感じたら、救急車を呼びましょう。

いざ、スズメバチを駆除!具体的な方法を紹介

用意する服装

用意する服装は以下のもの。

  • ・防護服
  • ・長靴
  • ・手袋

◯防護服がない場合

  • ・作業着
  • ・雨合羽
  • ・タオル
  • ・厚手の帽子またはヘルメット
  • ・マスク、ゴーグル
  • ・長靴

まず、用意する服装から。
必ず防護服を着用した上で駆除します。

防護服を必ず着用

防護服は、自治体が住民へ貸し出してくれることもありますが、自治体によって対応は様々です。

ホームセンターなど、市販ではなかなか売られていませんが、インターネット通販等で5万円〜10万円で購入することができます。

防護服がない場合は作業服の上に雨ガッパを着用しましょう。

スズメバチの毒針の長さは、4〜7ミリにも及びます。厚手の服でも突き抜けて刺さってしまうほど。できるだけ表面がツルツルしていて、ハチが止まりにくい素材が良いです。

バイク用のカッパや手袋などはオススメ。普通の軍手だとキケンです。

袖口、首周りなど、スキマが出ないようにくれぐれも注意しましょう。

殺虫剤が体内に入らないようにマスクとゴーグルを装着し、首元をタオルで覆います。手足の裾は作業服の隙間からスズメバチに入られないように手袋と長靴の中にしまいましょう。

手袋、長靴、マスクやタオルで完全防備を

しかし、自分で防護できる服装を用意するとしても、刺される隙間を埋めることはかなり難しいです。

刺されてしまい重症化すれば元も子もありません。
決して軽装で臨まないようにしましょう。

用意する道具

スズメバチの巣を駆除するための道具は以下のもの。

  • ・殺虫スプレー
  • ・懐中電灯
  • ・カラーセロハン(赤)
  • ・枝切りバサミまたはノコギリ
  • ・棒(巣に届く長さがあるもの)
  • ・脱脂綿一握り(巣穴に詰めるため)
《殺虫剤・スプレータイプ》

殺虫スプレーはエアゾール型(よくあるスプレー形式のもの)で、ピレストロイド系の殺虫剤が最も効果的です。
こちらは、ホームセンターなどで1000〜2000円程で販売されています。

殺虫スプレー

しかし、エアゾール型は可燃性の高圧ガスを使用しているものもありますので、火災には注意してください。

「来年は絶対にスズメバチに巣を作られたくない…」

そんな方に、ひとつやってみていただきたい対策があります。

4月〜5月上旬くらいまでに、巣が作られそうな場所にスプレーをしておきましょう。

必ず効果があるわけではありませんが、ハチが嫌がって近づかなくなる可能性があります。

《殺虫剤・くん煙タイプ》

スプレータイプと同じく、ピレスロイドが含まれた製品を使いましょう。

20~30センチの巣に対して50グラムほどのくん煙剤を使うと良いでしょう。

《懐中電灯》

夜間での作業は懐中電灯がないとつらいですよね。

しかし、照明には注意!
灯りに反応してスズメバチが飛んでくることも考えられますので、赤いセロハンで灯りを和らげるようにするとよいでしょう。

道具全てを揃えるとなると、ざっと4000円程はかかると考えてください。

駆除するには夜が適切

夜間

巣の駆除は、ハチの活動がおさまる夜間に行うことが適切です。

というのも、夜に活動するスズメバチはほとんどいません。(モンスズメバチを除く)
日本にいるスズメバチは、夜間は照明のない限り飛ぶことができないとされています。

ただ、キイロスズメバチは夜に警戒を強め、活動はなくとも巣の表面に昼間の数十倍スズメバチがとまっていますので、注意が必要です。

いざ退治!恐れずにスプレーをかけ続ける

準備は万端。いざ巣の駆除を行いましょう!

巣に近づいたら、懐中電灯の電源をオフ、周りにも灯りがないことを確認します。
スズメバチは灯りのある方向へ寄っていくため、それを避けるためです。

巣から2m程離れた場所から、思い切ってスプレーを噴射します。

スプレー噴射を続ける

キイロスズメバチの場合、巣の外側に大量に張り付いている働き蜂たちがブウーーーーンとものすごい音で羽音を立てますが、ここで怯むと一気に攻撃されてしまうので、かまわず2〜3分程噴射しましょう。

スズメバチに少しでも殺虫剤がかかれば、反撃能力はなくなり、10分程たつと動きは止まって死亡します。

反撃能力のあるハチは巣の穴から次々と出てきますので、巣穴から出てこなくなるまで噴射を続けましょう。

スズメバチがいなくなったら巣を撤去する

スズメバチが巣穴から出てこなくなったら、巣へ近寄って巣穴の中にスプレーを噴射します。

辺りからスズメバチの羽音が止み、巣の中からも完全にいなくなったことを確認してから、巣を取り除きましょう。

木の枝の巣は周りの枝や葉にスズメバチが潜んでいることもあります。
また、軒下の巣も裏側にスズメバチが潜んでいるときもありますので、その場所をめがけてスプレーしておくと安心です。

巣穴には念のため脱脂綿を詰め、万が一、中にハチがいても出てこないようにします。

その後、木の枝にできた巣の場合は枝切りバサミ、軒下の場合はノコギリで巣を落としましょう。
巣を落とすときはビニール袋を下に敷き、すぐ袋を閉じることができるように準備しておくことが大切です。

すぐにビニール袋を閉じること

巣を落としたら、ビニール袋の口を完全に閉じて作業完了です。

注意!死んだハチでも絶対に触れちゃダメ

死んだハチに興味本位で触ってはいけません。

スズメバチは、体が潰れていようが、頭が取れていようが、腹部だけあれば十数時間は反射的に毒針をさしてこようとします。処理するときは慎重に行なってください。

スズメバチの巣を駆除する時の注意ポイント

スズメバチの巣の駆除方法は、時期や場所によって変わります。

  • ・木の枝や軒下など、巣が見える場所にある場合
  • ・入れない天井裏、床下、壁の中など、目に見えない場所にある場合
  • ・巣がテニスボールくらいの大きさの時
  • ・巣が大玉スイカくらいの大きさの時

それぞれの状況に合った、できるだけ安全で確実な方法をとるべきです。

これから、各状況に合わせた駆除のコツをお伝えします。

巣の作りはじめの時期
巣の作りはじめの時期

女王蜂が巣を作り始める時期は4月〜5月。この時期の巣は、直径15センチ前後です。
とくに初期は、テニスボールくらいの大きさです。

丸底のフラスコを逆さまにした形。

女王蜂も攻撃性が低く、巣を棒でたたき落とすと、女王蜂もいなくなることが多いです。
スプレー式の殺虫剤・ハチ退治スプレーを巣にかけても良い。

6月頃の巣
6月頃の巣

徳利を逆さまにした形

8月頃の巣
8月頃の巣 層状・マーブル模様

層状・マーブル模様

働き蜂が増えて、活発になっている時期の巣。
巣の形も丸いボール状になっていきます。

この時期は、巣に近づくものに対しては全力で攻撃してきます。厳重に注意しましょう。

巣が直接見える時

安全な方法は、巣の入り口を綿などでふさぐ方法です。

攻撃するハチの数を少なくするためと、近くの家にハチが飛んでいくのを防ぐためです。

これができればかなり安全にハチの巣を駆除できるのですが、正直かなりの技術力が必要です。ためらったり、上手くいかないと、中から大勢のスズメバチが出てきて刺されます。

もし綿を詰めるのが上手く行ったら、巣の外の壁に小さな穴をあけます。そこから殺虫剤を注入します。

殺虫剤が効いて巣の中のハチが死んで静かになったら、大きめのポリ袋に巣を入れます。

枝についている巣は剪定ばさみで枝ごと切り取ってもOKです。

軒下の巣は、くっついている部分が頑丈なので、のこぎりが必要なケースもあります。

ハシゴや脚立が必要な時は、両手を開けて作業できる状態を確保し、逃げ道も用意しておきます。

巣が直接見えない時

【天井裏や床下】

天井裏や床下のように、近づける巣の場合は、できるだけ近づく。

ただし、天井裏などは慣れていないと難しい。天井を踏み外すこともあるし、狭い窮屈な空間では、動きや振動がハチに伝わりやすいので、非常にキケンな重労働になる。

このような場合も、決して無理をせず、ハチの巣駆除のプロに依頼してください。

【閉鎖的な空間の巣】

閉鎖的な空間の巣は、出入り口をふさぐことが難しい。そのため殺虫剤を直接スプレーするのだが、閉鎖空間なので自分が吸い込まないように注意が必要だ。

事前にくん煙タイプで煙をたいておき、働き蜂の数を減らしておくと、作業が楽になる。

【壁の中】

まずハチが出入りしている場所をふさぐ。そのスキマから、殺虫剤やくん煙剤を、十分な量ふきかける。

ただ、巣に直接ふりかけるのが難しいので、何回かに分けて薬剤をふりかけると良い。

巣の中のハチが死んで腐ったり、カビがはえることがある。そうなると、壁にシミができるので注意。

土のなかの巣
土のなかの巣

巣の入り口を綿などでふさいで、エーテルなどで麻酔を効かせます。その後、くん煙剤や殺虫剤を入れるのが安全。

オオスズメバチの巣は、入り口が10センチ以上の大きなものや、複数の箇所にあったりするので注意が必要。また、オオスズメバチは朝帰りをする個体もいるので、翌日も処理作業をするケースもあります。

土の中の巣は、掘り出すのが難しい場合があります。木の根っこにかかっている場合などは、チェーンソーがないと無理なときも…。

掘り出しが無理な場合は、殺虫剤を多めに使って、しっかり土をかぶせて処理することもあります。

素人には難しくキケンなので、専門家に頼みましょう

ここまで、スズメバチの巣を駆除する方法についてお伝えしました。

ただし、スズメバチの巣の作り方は、場所や状況によっていろんなパターンがあります。まさに千差万別なんです。

そのため私たちプロであっても、巣の駆除は臨機応変にやり方を変えています。

この場合はどんな順序で、どんな方法を使うべきなのか?

一般の方には難しく、間違った方法でやると刺されるキケンが大きいです。

スズメバチの巣を安全に・確実に駆除したい方は、いちどみんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。プロが駆けつけてハチを退治します。

自治体によっては駆除してくれる?

自治体によっては駆除してくれる

スズメバチの巣を見つけた場合、お住まいの自治体・役所に問い合わせてみるのも良いでしょう。

少ないですが、駆除をしてくれる自治体もあります。

ただやはり、住宅の敷地内にできた巣は、その土地の所有者が駆除するのが基本です。

また。自治体によってサービスは異なります。

  • ・駆除はしないけど防護服や駆除グッズは貸し出します
  • ・費用の一部を負担します
  • ・業者を紹介します

など、いくつかのパターンがあるので、お住まいの自治体に一度問い合わせてみることをオススメします。

被害や駆除依頼の多いスズメバチの種類

キイロスズメバチ
オオスズメバチ スズメバチのなかで、いちばん大きい。攻撃性・毒性ともに強烈。噛む力も強い。秋(9月ころ)には集団で他のハチの巣を襲う。体長3〜4センチ前後。巣作りは5月中旬〜。
ヒメスズメバチ スズメバチのなかで、攻撃性がいちばん弱い。毒性も弱い。ただし、威嚇性は強い。体長2.5〜4センチ弱。巣作りは6月上旬〜。
コガタスズメバチ 攻撃性・威嚇性は弱い。ただし、巣を刺激すると激しく反撃する。毒性はやや強い。体長2〜3センチ。巣作りは5月中旬〜。
キイロスズメバチ 攻撃性・威嚇性ともに強い。7〜8月に巣の引っ越しをすることが多い。住宅地で活発に活動している。巣は下に伸びた長円形で、スズメバチのなかでは最大級。体長1.5〜3センチ弱。巣作りは5月上旬〜。
モンスズメバチ 攻撃性・威嚇性ともに強い。働き蜂は夜も活動する。体長は2〜3センチ。巣作りは5月中旬〜。
ツマグロスズメバチ 八重山諸島(沖縄)に生息する。巣を刺激した場合の攻撃性・威嚇性は強い。体長は2〜3センチ。巣作りは4月〜。

私も日々、ハチの巣の駆除をしております。
個人的には、キイロスズメバチの被害が増えてきたな、と感じています。

まとめ

女王蜂だけで作っている段階の巣や、働きバチが盛んに行動する前の駆除は個人でも行うことができます。

しかし、6月以降、働きバチが盛んに行動を始める時期からの巣や、手の届かない場所の巣をムリに駆除することは非常に危険を伴うのです。

道具を買い揃え、いざ駆除に挑んで失敗してしまい、刺された治療費までかかってしまうと思うと辛いですし、家族や周囲の人に被害が及ぶ危険性もあります。

どうか、危険なハチの巣駆除は私たちプロへおまかせください。

家族や隣人へ迷惑がかかることを考えても、早めに駆除する必要がありますし、焦りや不安もでてきますよね。

安全に駆除して、完全に不安を払拭するためにも、プロのハチ駆除業者へ相談してみるのもひとつの手です。
相談や見積もりも無料ですので、まずはお気軽に問い合わせください。

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