【徹底対策】被害が多いキイロスズメバチのすべて

蜂退治専門家が語る
更新日2019年01月16日
キイロスズメバチは危険。遭遇したら手で払ったり大声で刺激せず、静かに離れましょう。

こんにちは!
みんなのハチ駆除屋さんの中村です。

ハチの被害の中でいちばん多いのが、キイロスズメバチ!家の軒下にある巨大な巣は、ほとんどがキイロスズメバチです。実際、私たちへの相談や駆除依頼の数もすごく多いです。

攻撃性の高いキイロスズメバチは容赦なく、巣の近くを通っただけでザクッと刺してきます!気性が荒く、巣に10メートル以内に近づくと、見張りのハチが威嚇して寄せ付けません。

1つの巣に最大1,000匹いるので、集団で刺されたら本当にヤバイです…。
しかも活動期間が長く(3月〜11月まで!)、サバイバル能力が高いので、被害にあう確率が高い!

だからこそ。
キイロスズメバチの被害を1件でも減らすために。
この記事を書きました。

ハチ駆除屋の知識と経験をフル稼働して、キイロスズメバチの完全対策をお伝えします。
ぜひこの記事を読んで、キイロスズメバチの被害を回避しましょう!

キイロスズメバチが飛び回っているのは、警戒している証拠。威嚇行動です。静かにその場を離れてください。

▶「すぐにキイロスズメバチを退治したい」という方は、みんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。

キイロスズメバチに遭遇した時の禁止事項と安全に逃げるコツ

巣から10メートル以内には近づかないで。ハチを刺激すると攻撃されます。

キイロスズメバチに遭遇したら、以下を意識し実行してください。

  • ・大声を出さない
  • ・手で追い払おうとしない
  • ・とにかく刺激しない
  • ・静かに、ゆっくり10メートル以上離れる

スプレーなどで自分で駆除する方法もありますが、おすすめしません。自分での駆除は不可能ではありませんが、相手は強いのでリスクが大きすぎます。

スズメバチは目が良いので、動く物に敏感です。無意識に巣に近づいてしまうと、キイロスズメバチは警戒し、近づいてきて威嚇行動をしてきます。

その時に、手で追い払ったり、走って逃げたり、大声を出したりすると、さらに刺激してしまい攻撃されるので気をつけましょう。

キイロスズメバチを避ける!予防策大全

ハチを刺激するものは避ける。黒いもの、毛皮、ひらひらする服・物、強い匂いのするもの。

危険なキイロスズメバチには、遭遇しないに越したことはありません。

そのためには以下のものを避けてください。どれもスズメバチを刺激するものです。

  • ・黒いもの
  • ・毛皮
  • ・ひらひらするもの
  • ・強い匂い(香水、化粧品、整髪料など)

とはいえ、日常生活でこれらを全部避けるのはムリ!ですよね。

これらの注意点を意識するだけでも、刺される確率はグッと下がります。近所でハチを見かけたり、ハチが活発になる初夏以降は、特に注意してくださいね。

とくにハチが近くにいそうな場合は、肌の露出を避けたり(長袖長ズボン)、帽子をかぶるなどの対策も有効ですよ。

キイロスズメバチに刺された!解決策はコレ

応急処置の方法。刺された場所から離れる。刺された場所を水で流す。針を抜く。患部を冷やす。

私は、スズメバチに10回以上は刺されています(駆除作業に慣れない新人の頃、よく刺されてしまい、痛くて泣いたことも…)。

その経験からも、刺されたときは「なるべく早く病院に行く」。これがベストです。

すぐ病院に行けない場合の応急処置は、以下を参考にしてみてください。

  1. 刺された場所からできるだけ離れる(できれば30メートル以上)
    多くのハチに刺されるのを避けます。
  2. 刺された場所を水で流す
    毒液を絞り出すように。口で吸い出すと体に毒が入るのでダメ!
  3. 針が残っていたら抜く
    毛抜きか、指で弾き飛ばす(横に払い落とす)。
  4. 水や濡れた布で患部を冷やす
    血管を収縮させ、毒液がめぐるのを防ぐ

アンモニアは効果がないのでNG!

ここまでやったら、アナフィラキシーショックの全身症状が出るか、注意深く見守ります。

アナフィラキシーショックの全身症状が出たら すぐ病院へ。外科・内科・救急外来など

早ければ数分、1時間以内には症状が出ます。

吐き気/腹痛/喉や胸の締め付け/呼吸困難/意識がぐったり

このような症状が出たら、すみやかに病院へ!自家用車で行けない時は救急車を呼んでください。

全身症状=アレルギー内科・内科・外科
局所症状=皮膚科

ですが、内科や外科や皮膚科でなくても総合病院であれば案内してもらえます。救急センターや救急外来でも大丈夫です。

全身症状が出るまで様子を見る間は、仰向けに寝て、できるだけ頭を低くしておくと良いですよ。

キイロスズメバチの巣

どこにでも巣を作れるキイロスズメバチ

キイロスズメバチは、茂みの中などの自然環境の他、ゴミ箱の中、橋の下、看板の裏など、身近に存在する人工的な場所など、さまざまな場所に巣を作ります。

凶暴なオオスズメバチの営巣場所は、土の中や木の穴がほとんどです。いくら最強の攻撃力を持っていても、営巣範囲が限られていれば、繁殖の範囲も制限されます。

一方、キイロスズメバチは、木の他にも、コンクリート、プラスチック、金属、ガラスなどさまざまな素材に営巣できます。つまり、都会に向いているのです!

ただ、外の皮の部分は、じつはかなりもろい。巣盤は下に向かって追加されていくが、上の方のはじめに作られた巣盤のほうが強いです。

強風で巣の一部が落ちても、接着部分や上段の巣盤は残っていることが多いです。

このように「どこにでも巣を作れる!」という感じのハチなので、キイロスズメバチは勢力を拡大しやすいのです。

作りはじめの巣と、7月頃からの引越し後の巣では、作る場所が違います。下の表をご覧ください。

作りはじめ・初期の巣 引越しの段階・引越し後の巣
天井裏・床下・木の穴など
閉じた空間
軒下・木の枝など
開放的な空間
天井裏のキイロスズメバチの巣 軒下のキイロスズメバチの巣

巣を引っ越しするキイロスズメバチ

軒下にできた、引越し後の大きな巣

上の写真は、昨年の7月後半に、神奈川県のお客様の家に「突然」できた巣です。これは引越し後の巣で、お客様は「ビックリした」と不安な心持ちで相談に来られました。

なぜ突然大きな巣ができるのでしょうか?

働き蜂が羽化すると、巣の中の蜂の数が一気に増えます。

巣の空間が狭くなって足りなくなってしまうので、もっと大きな巣を作るために、広い場所に巣を引越しする習性があります。

実際にはハチはコツコツと新しい巣を作っているのですが、巣が大きいので、
急に大量の蜂があらわれた! いつのまにか、巨大な巣が作られていた!

というビックリするようなことが起こります。

キイロスズメバチの生態

3月〜12月ととても長く活動する。小さな黄色い体で、攻撃的なハチ。

大きな特徴はこんな感じです。

  • ・都市部でいちばん被害が多い
  • ・巣がメチャ大きいけど、気づきにくい
  • ・気性が荒く攻撃的
  • ・行動範囲広すぎ

都市や街など人が暮らす空間への適応力が高く、ビル、鉄骨、駐車場、車の荷台などじつに幅広い場所に巣を作ります。

しかも飛ぶ距離=行動範囲が広く、巣とエサの狩場が1キロ離れていたなんてケースもあります。

しかも巣を引っ越すので、「いきなり100匹ほどスズメバチが出現した!」なんて事態も少なくありません。

キイロスズメバチは警戒心も強いので、巣の近くで大声をだすと、10メートルほど離れていても巣の表面に数十〜数百の働きバチが出てきます。

体長

スズメバチの中で最も小さい。

女王蜂:2.5〜2.8センチ
働きバチ:1.7〜2.4センチ

外見

全体が黄色。飛んでいるところを見ると、ほぼ黄色一色にみえます。

他にもあるキイロスズメバチの呼ばれ方

アカバチ:たまにオレンジ色にも見えることがあるため

カメバチ:また、ぶら下がっている状態が「瓶」に似ているため

オウダイバチ:東海地方・三重県・岐阜県などで呼ばれる

活動期間

スズメバチの中で最も早く活動をはじめ(早いと3月)、最も遅く活動を終える(11月末までのケースも)。
通常は以下のような活動サイクルです。

4〜5月 巣作り開始
6月 働きバチが羽化しはじめる
7〜9月 活発になる。巣の引っ越しをする
9〜11月 新女王蜂・雄蜂が羽化
11〜12月 活動終了

分布・分類

ケブカスズメバチ キイロスズメバチ
ケブカスズメバチ キイロスズメバチ
学名 V. simillima simillima Vespa simillima xanthoptera
分布 北海道 本州以南(本州・四国・九州)

なぜ、キイロスズメバチは都会に増えているのか?

都会に多い理由5つ

キイロスズメバチが都会に増えている原因をひもときます。

①エサの範囲が広い

昆虫から残飯まで食べて、タンパク質や栄養を得る。都会にいるアオマツムシなどの外来昆虫、異常発生する種も食べる。

幼虫のエサになるのは、トンボ、バッタ、ハエ、アブ、クモなど。

炭水化物を得るために、クヌギ、カシ類、ヤナギ類など各種の樹液、アブラムシなどの甘露、ブドウや柿などの熟した果実、サザンカやウドなどの蜜などを摂取する。

また、樹液がなくても、ジュースや清涼飲料水の空き缶から、糖分を摂取できる。

キイロスズメバチは空中を飛ぶ昆虫をよく狩ります。幅広く虫を食べますが、とくにハエ目の昆虫を好みます。セミも食べます。

果樹がある家や、ジュースの空き缶の放置も注意

エビやイカの刺身、死んだ虫や魚、ヘビ、カエルなど。焼き魚を肉団子にして運ぶことも。

ミツバチの巣の入り口周辺で待機(ホバリング)して、帰ってきたミツバチを捕まえるのこともあります。

…なんでも食べるな!

②営巣の範囲が広い

キイロスズメバチは、都会にある人工物や、さまざまなスキマ・閉鎖空間を利用します。雨風をしのげる家屋や建物も積極的に営巣に使うんです。正直、「おまえは大工か!」といいたくなるほど、いたるところにヒョイッと巣を作ってしまうんです。

エサ狩り場から離れた場所にも営巣できます。都市に残った自然環境や緑・草木をたよりにしながら、活動範囲を広げて分布しているのです。

巣作りの初期に選んだ場所(土の中など)が狭くなったり条件が悪くなると、巣を引っ越すことも。6〜7割のキイロスズメバチが巣の引っ越しをすると言われてます。

この巣の移住は、キイロスズメバチの繁殖に有利です。働き蜂がいない初期の巣を、敵に目立たない場所で営巣できるメリットがあるためです。

③繁殖力が強く、働きバチの数が多い

ひとつの巣に1,000匹いることも

繁殖力が強く、ひとつの巣にいるハチの数が多いのも特徴です。

なんと、1,000匹を超えることもあるほど!7月前後に100匹を超えて、さらに短い期間で数倍に増えていきます。

④天敵のオオスズメバチと遭遇しにくい

凶暴な天敵のオオスズメバチは、都会で生きるのが苦手です。キイロスズメバチにとっては、天敵の少ない都市部や街で生きるのは、合理的な選択とも言えるのですね。

⑤越冬能力が優れている

都市の周辺では、複数で越冬するケースも多い。柔軟に越冬する方法を得ている。

横浜市では1984年にキイロスズメバチの駆除件数が激増

横浜市では1983年に、スズメバチの駆除件数に変化があらわれました。

1982年まではコガタスズメバチの依頼が多かったのですが、1983年にキイロスズメバチの占める割合が21%に増加。1984年には75%まで増え、以降はキイロスズメバチの駆除割合が多くなっています。

それには上記に挙げたような要因が関係しているのです。

キイロスズメバチの攻撃

少しでも刺激すると、すぐ攻撃してくる

キイロスズメバチは、刺激を受けると巣からすぐ飛び立ち、強い威嚇行動を取ります。そのため例えば、キイロスズメバチが紛れ込んだ布団を叩くと、刺されてしまうのです。

都市部では、天敵のオオスズメバチの攻撃を受ける機会は少ないです。とはいえ8月の下旬頃になると、オオスズメバチの襲撃を受けることも出てきます。

体の大きさからしても、キイロスズメバチは勝てません。全滅することも多いです。

いずれにせよ、人間にとっては、キイロスズメバチの攻撃力は危険度がめちゃめちゃ高いです。個人的には、いちばん危険とされるオオスズメバチと同じくらい危険と感じています。

一度巣を刺激されると、その後はしばらく警戒心が高くなり、少しの刺激でも興奮して攻撃するようになります。

遠足、ハイキング、草刈り、農作業、お墓参りなどの際も、気づかぬうちに刺激してしまい刺されるケースがあります。

最後に:キイロスズメバチの被害を避けるために

キイロスズメバチは、最大最強のオオスズメバチの次に危険なハチです。

巣に近づくと即座に攻撃してくるほど、攻撃性が強いです。
都市部や市街地、人の生活圏に多い種類なので、オオスズメバチよりも人と接触する機会が格段に多くなります。
なので、刺傷件数がトップクラスのスズメバチです。

本当にしっかり心がけてほしいのですが、うかつに巣を刺激すると、大量の働き蜂に斉攻撃されかねません。

キイロスズメバチの巣は、なるべく早い時期に駆除してください。

キイロスズメバチの巣の駆除を依頼する方、退治の相談をしたい方はこちら。

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