家の軒下や屋根裏に、いつの間にかつくられたハチの巣。
「おとなしいハチならいいけど…」と思っていませんか?
もし、そのハチが夜にも活動していたら、攻撃性の高い「モンスズメバチ」かもしれません。
この記事では、巣をつくられて不安なあなたのために、モンスズメバチの見分け方から、危険性、正しい対処法までを専門家がくわしく解説します。
※もしお家に巣が作られてしまった場合は、みんなのハチ駆除屋さんへご相談ください。
最短30分でお伺いし、被害が出る前に対処させていただきます!
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巣に近づくと、刺されるおそれがあり危険です。
少し離れた場所から、カメラやスマホのズーム機能などで、モンスズメバチかどうかを確認してみましょう。
ここでは、日本でよく見かけるモンスズメバチの見分け方を写真で紹介します。
和名 | モンスズメバチ |
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学名 | Vespa crabro Linnaeus |
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活動時期 | 5月から10月 |
見た目 | ・体の大きさ:ミツバチより明らかに大きい(働き蜂は2cmから3cm、女王蜂は3cmほど) ・頭の色:頭部の大部分が黄色っぽい ・お尻の模様:波打つような黄色い縞模様がある |
巣 | 茶色で貝殻が重なったようなマーブル模様。初期はトックリ型、大きくなるとボール状に。外側がボロボロと崩れていることも多い。 |
活動時期 | 4月から10月 |
モンスズメバチは肉食で、主食はセミです。
とくに5月から8月にかけて、野山や道端でセミの死骸を狩っている蜂を見かけたら、おそらくモンスズメバチでしょう。
モンスズメバチは、セミを団子状にして、幼虫のエサにするために巣に持ち帰ります。
生息期間や分布もセミの多い時期・エリアに集中する点が特徴です。
ほかのスズメバチと違い、日没後もしばらく活動します。
モンスズメバチの巣は、ピーク時には上の写真のような見た目になるものの、ご自宅の巣が写真のように大きくなっている状態は、かなり深刻といえるでしょう。
初期の段階では、パッと見ただけではどこに巣があるか気付きません。
モンスズメバチは、木の洞(うろ)や土の中といった自然環境だけでなく、家屋の屋根裏、壁の中、戸袋、換気口フードの中、お庭のコニファー(植栽)の中など、雨風がしのげる狭くて暗い場所を好んで巣をつくります。
巣の高さは、地面からほど近い低地から屋根裏などの高所までさまざまです。
巣の下のほうに比較的大きな穴が空いていて、巣を刺激すると働き蜂が一斉に飛び出してきます。
みんなのハチ駆除屋さんのお客さまの中には、外からはまったく見えなくとも、「エアコンの室外機と外壁の間から蜂が1匹出てきた」「屋根裏に続く天井の隙間にスズメバチが入っていくのを見た」など、断片的な情報からお問い合わせをされる方がいらっしゃいます。
「(Webでモンスズメバチの特徴を見て)おそらくモンスズメバチだと思う」というご相談では、次のような場所で蜂・巣を見つけていました。
女王蜂1匹やなど、巣がまだ小さく、ゴルフボール大ほどの段階でご相談される方が多いです。
ご自宅にモンスズメバチの巣がつくられると、生活の中では気づきにくいものの、放置すると30から70センチ大にまで大きくなり、たいへん危険です。
屋根裏などの狭い空間に巣をつくられると、排泄物やエサの残骸により黒ずんだりシミができて、天井を取り外す工事が必要になることもあります。
「これってモンスズメバチ?」と思ったら、早めにご相談くださいね。
電話受付:0120-610-457(7:00〜22:00)
Webから相談:見積もり・ご相談フォーム
モンスズメバチは、日本に多く生息するスズメバチの中で唯一、夜間も活動します。
室内の光に誘われて家に入ってくることがあるため、夜間はむやみに窓を開けないようにしましょう。
巣が手狭になると、より広い場所を求めて巣ごと引っ越すことがあります。
初期の巣を放置すると、屋根裏など、より厄介な場所に移動されることがあるので注意しましょう。
モンスズメバチは、日本国内に生息する蜂のなかでも、オオスズメバチやキイロスズメバチに次いで危険な種類です。 決して甘く見てはいけません。
巣に近づくものを敵とみなし、集団で襲いかかってきます。
巣から5m以内には決して近づかないでください。
威嚇されたら、静かに後ずさりしてその場を離れましょう。
モンスズメバチに刺されると、激しい痛みに襲われます。
毒性も強く、米アリゾナ大学の昆虫学者シュミット氏が、蜂刺されの痛みを数値化した「シュミット指標」では、モンスズメバチは2.0、「マッチの先に日をつけて皮膚を約くらいの痛さ」に分類しています。
出典:『ビジュアル世界一の昆虫 コンパクト版』著:リチャード・ジョーンズ
体質によっては、血圧低下や呼吸困難などを引き起こす「アナフィラキシーショック」で命を落とす危険性もあります。
もしもモンスズメバチに刺されたら、次の4ステップで応急処置を行いましょう。
病院では、皮膚科、内科、アレルギー内科、救急外来のいずれか、子どもの場合は小児科を受診しましょう。
ただし、刺されて30分以内に蕁麻疹や嘔吐、呼吸困難といった全身症状が出た場合、命の危険がありますので119番で救急車を呼んでください。
モンスズメバチの巣を自力で駆除するのは、命に関わるほど危険です。
モンスズメバチには次のような特徴があり、蜂駆除の中でも難易度が高いです。
スズメバチの駆除は、「蜂駆除専門業者に依頼する・自治体に相談する・自力駆除する」3つの方法があります。 ここでは、刺されると命の危険に関わるモンスズメバチを、もっともタイムロスなく駆除できる、「蜂駆除専門業者に依頼する」方法に絞って解説します。
みんなのハチ駆除屋さんでは、次の4つのお約束で、安全かつ確実な蜂の巣駆除を行います。
ご自宅でスズメバチを見つけたときは、必ずハチ駆除専門業者に依頼してください。
ご自宅(平屋)の軒下につくられたモンスズメバチの駆除事例を紹介します。
6月の晴れた日、住んでいるマンションの、ベランダの天井にある非常橋に、おそらくスズメバチの巣があるとのことでした。
地面から2から3メートルほどで、巣の大きさは直径3センチほどとのことでした。
1匹が出入りしているとのことで、駆除職員が現場を確認したところ、モンスズメバチの女王蜂のみでした。
お客さまの予算感と駆除の度合いにより、複数の駆除方法をご提案し、その日のうちに駆除完了しました。
また、別の日の駆除事例も紹介します。
7月の午前中、お客さまから「戸建て住宅にスズメバチが集まっているので駆除してほしい」とお電話をいただきました。
お客さまによると、巣こそつくられていないものの、ここ数週間にわたって蜂が1か所に集まっていて、これから巣づくりをするのではないかとのことでした。
巣までの高さは4メートル以下、蜂の数は「今いるのは2匹だけれど、最大で5から6匹ほど来ていた」とのことでした。
お電話をいただいたその日の午前中に駆除職員がお伺いし、現地を確認したところ、ご自宅敷地内にモンスズメバチの巣が2か所あることがわかりました。
そのうち1か所はブロック塀の中につくられた巣で、駆除が複雑でした。
塀を壊して駆除、直す工事まで行うか、お客さまと話し合いました。
もう一方はつくりたての巣で、もともとあった巣からモンスズメバチが引っ越しているようでした。
働き蜂の数は10匹ほどで、複数の駆除方法をご提案し、対処いたしました。
ここからは、モンスズメバチにまつわる豆知識を紹介します。
実は、モンスズメバチは世界的に見ると、その評価が大きく異なります。
たとえばドイツでは、モンスズメバチが森林の生態系を保つことから、法律で保護されています。
許可なく駆除すると、高額な罰金が科されることもあります。
なお、ドイツには1万種以上のスズメバチがいて、その半分近くがレッドリスト入りしているのだそうです。
日本では都市部でも適応し、家屋に営巣して人間と生活圏が重なるため「害虫」とされますが、広大な森林が残るヨーロッパでは、他の昆虫の数を調整する「益虫」としての側面が評価されています。
この記事では、モンスズメバチの見分け方と巣の特徴、駆除方法について解説しました。
モンスズメバチは非常に危険な蜂ですが、その生態を正しく理解し、適切に対処すれば被害は防げます。
巣を見つけたら、絶対に近づかず、まずは私たちみんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。24時間365日、専門スタッフがご相談に応じます。
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