大阪府 K.N様
10月ですが、我が家の外でハチが飛びまわっています。
夏が終わり、8月が過ぎれば、ハチの活動も終わると思っていたのですが…。
「もしかして、近くに巣があるのかも?」と思うくらい、何匹か元気に飛んでいて、正直不安です。
小さな子どももいるので、なんだか落ち着きません。
ハチって、いつまで活動するんでしょうか?
刺されない、被害にあわないための対策はありますか?
ハチは、夏が終わっても活動を続けます。
むしろスズメバチは、ある意味では夏よりも秋の方が刺される危険が高い、とさえ言えます。
スズメバチが秋(9月以降)に活発に、攻撃的になる理由は3つあります。
女王蜂や子どもを守るために、働きバチの数が増加。子孫を守るために、外の敵に対しても、それまで以上に気が立っています。
当然、近づく人間に対しても敏感に、攻撃的になります。
9月以降、オオスズメバチは、巣の中の幼虫や蛹(さなぎ)=豊富なタンパク質を狙って、他のハチの巣を襲います。
そのため、オオスズメバチ以外のスズメバチは、襲撃に対して警戒心が強くなるのです。
キイロスズメバチやコガタスズメバチの巣には、巣を守るガードマン役のハチが登場。
ガードマンのハチは警戒心が高いので、人間が近づいても威嚇してきます。
働きバチが、いつもより遠くまで、エサを探しに飛び回ります。
※オオスズメバチは他のハチの巣を攻撃する理由も、このエサの減少に関係しています。
オオスズメバチは、自分よりも動きの遅い、カマキリ、イモムシ、コガネムシ、クモなどを狙って狩りをします。
でも、それらの獲物は、夏の終わり〜秋にかけて数が少なくなります。
その代わりに、他のスズメバチやアシナガバチ、ミツバチなどの巣を襲うようになるのです。
これら3つの要素が重なる夏の終わり〜秋は、スズメバチの巣全体がとても神経過敏になっているのです。
最後に、スズメバチの種類別に、9月〜11月の活動をまとめます。
コガタスズメバチ | |
---|---|
9月 | 巣は最大30センチ。 下旬に新女王蜂が誕生。 |
10月 | 巣作りが終わる。働きバチが多数残っているので注意が必要。 |
11月 | 少数のハチが残っている。 |
キイロスズメバチ | |
9月 | 巣は発展途上。 攻撃性が高く、要注意! |
10月 | オオスズメバチに対する警戒が強くなり、緊張状態に。 要注意! |
11月 | まだ注意が必要。吸蜜や交尾のために外を飛び回るハチも。 |
ヒメスズメバチ | |
9月 | 巣は発展途上。 攻撃性が高く、要注意! |
10月 | オオスズメバチに対する警戒が強くなり、緊張状態に。 要注意! |
11月 | まだ注意が必要。吸蜜や交尾のために外を飛び回るハチも。 |
ヒメスズメバチ | |
9月 | 巣作りが終了。 |
10月 | 少数のハチが残っている。 |
11月 | 越冬。活動しない。 |
モンスズメバチ | |
9月 | 新女王蜂が誕生。 |
10月 | 巣作りが終了 |
11月 | 越冬。活動しない。 |
オオスズメバチ | |
9月 | 9月下旬から、他の蜂の巣を襲いはじめる。 攻撃性が高く、要注意! |
10月 | 他のハチの巣の襲撃や交尾のために活発に。要注意! |
11月 | まだ注意が必要。吸蜜や交尾のために外を飛び回るハチも。 |
キイロスズメバチとオオスズメバチには、11月まで注意が必要です。
ちなみにアシナガバチの場合は、8月が巣作りのピーク。
夏(6月〜8月)は攻撃性も高まりますが、8月を過ぎれば危険性は低くなります。
一方、スズメバチは夏が過ぎても、9月・10月・11月と活動を続けます。
夏よりも敵に対して敏感になっているので、刺される危険性も高くなっています。
特に攻撃的なオオスズメバチなどは、10メートル離れていても飛んできます。
夜は物音や光に敏感に反応するので、扉の開け閉めや車のヘッドライトにも注意して下さい。
また、もしハチが近くにいた場合は、刺されないように以下の点も注意しましょう。
「夏が終わっても、家の近くにハチが飛んでいる…」
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