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ジガバチは危険なの?駆除は必要?生態と巣の場所、刺された時の対処

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2021.06.25更新
ハチ退治の専門家が丁寧に教えます!
花にとまっているジガバチ

「ジガバチ」は日本に生息するハチの一種で、穴を掘って巣を作るアナバチ科に属するハチの総称です。
ジガバチはおとなしく、また珍しいハチであることから「このハチって危険なの?」「刺されたらどうしたらいいの?」と疑問を持たれる方が多くいらっしゃいます。

申し遅れました。みんなのハチ駆除屋さんのスタッフ、日向と申します。
この記事では、ジガバチの基本的な情報から駆除方法まで詳しく解説していきますね!

とくに巣作りに関しては興味深い習性があるので、「ジガバチの習性が気になる」という方もぜひご覧になってみてくださいね。

この記事が、あなたの不安・疑問解決の手助けとなれば幸いです。

「家にジガバチが入ってきた」「すぐ対処してほしい」そのような場合は、私たちみんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。
作業員が最短30分で駆けつけ、1匹のハチからでもしっかり対処いたします!

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ジガバチってどんなハチ?特徴と生態

まずはジガバチの見た目の特徴や生態を確認していきましょう。

ジガバチの基本的な特徴

アメリカジガバチ
和名 ジガバチ
分類 アナバチ科ジガバチ亜科
アナバチ科ドロジガバチ亜科
分布 日本全国(北海道、本州、四国、九州、沖縄)
体長 15mm〜28mm
見た目 体は全体的に黒い。種類によって差異はあるが、黄色やオレンジの模様が入っている。胸部と腹部の間が細い。

ジガバチは腹部が鮮やかなオレンジだったり、綺麗な瑠璃色の光沢があったりなど、色味が種類によって異なるものです。

ジガバチ

ただ形態はいずれも細長く、全体的に黒っぽい点が共通しています。

ちなみに日本に生息する主なジガバチの種類はこちら。

  • サトジガバチ
  • フジジガバチ
  • ミカドジガバチ
  • キゴシジガバチ
  • アメリカジガバチ
  • モンキジガバチ
  • タイワンモンキジガバチ
  • ヤマトルリジガバチ

中でも「アメリカジガバチ」は戦後日本にやってきた外来種で、現在は在来種のキゴシジガバチよりも全国各地で多く確認されるようになりました。

ジガバチは非社会性のハチ

ハチというとひとつの巣にたくさんのハチが集まって生活しているようなイメージがありますよね。
よく「危険」と言われるスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどは、群れで生存活動を行う社会的な特徴をもつハチです。

しかしジガバチはそのような社会性をもちません。
群れを作らず基本的に単独行動で、どの種も狩りをして生活する典型的な狩バチです。

ジガバチの狩りの対象となるのはクモやアオムシなど。
獲物を捕らえると毒針で神経を麻痺させ、動かない状態にして巣に持ち帰ります。

獲物を殺してしまうと腐敗が進むため、あくまでも麻痺させるだけにして巣に持ち帰るようです。

このあと詳しく解説しますが、持ち帰った獲物はジガバチの幼虫のエサとなります。

ジガバチは土の中に巣を作る

巣を作るジガバチ

ジガバチはおもに、土に穴を掘って巣を作ります。
ボコボコと穴が開いていることから「気持ち悪い」と感じる方も多いようです。

ジガバチの巣作りの方法

ジガバチは土や建物の外壁、柱など気に入った場所を探して穴を掘ります。
主に一般家庭の庭の土や、草がまばらに生えている荒地が巣作りの場所として選ばれるケースが多いです。

穴を掘る際に羽が擦れる音が「ジガジガ」と聞こえることから「ジガバチ」の名がついた、なんて由来もあるようですよ。

巣を掘り終えると、巣穴を砂や小石で隠して狩りへ出かけます。

狩りの獲物は巣に運ばれ、ジガバチはその上に卵をひとつ産みつけます。
卵を産んだら巣穴に砂利や石を詰めていき、種類によっては鳥のフンなんかも巣穴のフタとして利用。

このようにして入り口を塞いだら巣作りは完了で、ジガバチがこの巣に戻ってくることはありません。
巣穴から幼虫にエサを与える種もいますが、基本的には親のジガバチは巣を使用しません。

というのも、この巣は産みつけた卵が成虫になるための部屋としてのみ使われるためです。

巣は子育てのためだけに作られる

ジガバチが作った巣は、卵が孵化して成虫になるまで使用されます。

獲物(エサ)の上に産みつけられた卵はすぐに孵化し、エサを少しずつ食べて成長。
巣穴と同じ大きさくらいになるとさなぎになり、10日ほどで羽化して巣から出てきます。

成虫になって巣を出たジガバチは、親のジガバチ同様その巣に戻ることはありません。
ジガバチの卵が成虫になったら、その巣は役目を終えるということですね。

そのため、巣の中に常に成虫が住みついており刺される危険がある…というわけではないのでご安心ください。

ジガバチの巣作りの様子を撮影した動画がYouTube等でアップされています。とても賢いハチだということがわかりますよ…!気になる方はご覧になってみてください。

ジガバチの危険性と刺された時の対処法

一般的なハチとは少し異なる特徴をもつジガバチ
危険性と、万が一刺された際の対処法を知っておきましょう。

ジガバチは基本的におとなしい

ジガバチはおとなしい性格で、むやみに人間を攻撃することはありません。

ただしジガバチも針をもつ蜂です。
刺激することで威嚇され刺される可能性は十分にあり、ハチ刺されには痛みを伴います。

とくに小さいお子さんやペットがいるご家庭は要注意。
知らずに刺激することで刺されてしまう危険があります。

必要以上に怯えることはありませんが、見かけたら刺激しないようにそっと離れましょう。

もしジガバチに刺されたら

スズメバチやアシナガバチといった危険なハチは、相手を撃退させるために針を刺します。
そのため毒性が強く、健康面への影響が懸念されます。

一方でジガバチの針は狩りのために使われるものです。
そのため必要以上に慌てることはありません。もしあなた自身やご家族が刺されてしまったら、ひとまず水で洗い流しましょう。

体質によっては気分が悪くなる可能性もあります。
皮膚科もしくは内科を受診し、専門のお医者さんに状況を伝えてください。

ジガバチを駆除する方法

殺虫剤

ジガバチを駆除する必要性は?

ジガバチはそもそも攻撃性が低く、近づいただけで刺してくるようなことはありません。
巣に仲間のハチがたくさん群がることもないので、巣があることでの危険性も低いです。
そのため、積極的に駆除を行う必要性は高くないと言えます。

ただし家に頻繁に入ってくる、庭に巣がたくさん作られているなんて場合は、生活に支障が出てしまいますよね。

ジガバチは基本的に屋外に巣を作りますが、私の経験上、なぜか家の中に入ってくるといった相談がかなり多いです。


頻繁にジガバチを見かけるようであれば、これからお伝えする方法で駆除を行いましょう。

自分でジガバチを駆除する方法

もし家の中にジガバチが入ってきた場合は、部屋を暗くして少し窓を開けておきましょう。
虫は明るい方へ向かう習性があるので、しばらくすると外に出ていくことがあります。

また、お庭などに巣穴を作られているようであれば、土などで完全に巣を埋めてしまいましょう。
周りに植物などがなければ、巣穴があった場所に殺虫剤等を吹きかけておくと安心です。

ただジガバチの種類によっては、土の中ではなく、固めた土を家の壁などにくっつけて巣にしているような種もいます。

このような巣を壊して駆除すると、中から幼虫のエサであるクモやイモムシがたくさん出てくるなど、虫が苦手な方は不快な思いをしてしまうこともございます…。

もし自分で対処することに抵抗があるようであれば、蜂の巣の駆除業者にお任せしてしまいましょう。

不安であれば業者に駆除をお任せ

家の中からジガバチがなかなか出ていかない場合、またご自身での巣の駆除が難しい場合は、業者に依頼して駆除してもらうことをおすすめします。

私たちみんなのハチ駆除屋さんでは、部屋に入ってきた1匹のハチの駆除から巣の駆除まで、あらゆる駆除相談を受け付けています。

現地調査・お見積もり無料ですので、お気軽にご相談くださいね。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
ジガバチについての疑問や不安は解消されたでしょうか。

ジガバチは基本的にはおとなしいハチですので、必要以上に怖がることはありません。
ただ、頻繁に家の中に入ってくるなど生活に支障が出る場合は駆除することをおすすめします。

みんなのハチ駆除屋さんでも駆除を受け付けているので、お気軽にご相談くださいね。
ハチ駆除のプロが最短30分でお伺いします!

ここまでは、みんなのハチ駆除屋さんのスタッフ・日向がお伝えしました。
あなたのハチに関するお悩みが解消されることを願っています。

この記事を監修したハチ退治の専門家

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日向 準(ひむかい じゅん)

ジガバチは危険性の低いハチですが、頻繁に家の中に入ってくること、また巣が気持ち悪いといった理由で駆除を行う方が多いです。6月頃になると活動が活発になり始めるので、お家の周りなど巣がないか定期的に確認することをおすすめします。

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