福岡県 D.K様
家の庭にスズメバチが1匹飛んでいたので、殺虫スプレーをかけて退治しました。
退治した後も、他の蜂が飛んで来たりしないか不安です。
スズメバチって、いつ頃まで活動するのでしょうか?
万が一まだ活動的な時期なのであれば、この後も注意しておきたいと思っています。
また、どこかの巣から飛んで来たスズメバチだった可能性もありますか?
ちなみに昨年はスズメバチが集団で巣を作ったのですが、駆除してからはまったく見なくなりました。
もしかすると巣があるのかも…と不安です。
ぜひ、アドバイスをください。
スズメバチが活動するのは4月から11月頃、季節で言えば春から秋までです。
冬の間は活動せず、女王蜂のみが土の中や木の隙間で冬眠します。
スズメバチは時期によって危険性や習性が大きく異なるものです。
とくに6月後半から10月頃は凶暴で危険なため十分にご注意ください。
ちなみに春頃、4月から6月前半までに1匹だけで見かけるスズメバチは女王蜂です。
春に巣作りを始めるので、近くで巣作りをしている可能性があります。
質問者さんの場合は退治されたとのことなので安心ですが、他の巣から蜂が飛んでくる可能性は十分に考えられます。
もし巣があるような場合は、早いうちに駆除してしまいましょう。
冬眠から目覚めたばかりの女王蜂は攻撃性が低く巣も小さいため、すぐに駆除すれば夏以降の巣作りを防ぐことができます。
ただし夏以降に近づくのは厳禁です。
少しでも刺激すると大量の働き蜂が巣を守るために攻撃してきます。
また「涼しくなったらハチもいなくなるだろう…」と放っておく方も多いですが、先ほどお伝えしたようにスズメバチは秋の終わり頃まで活動。
そのため、とにかく被害が出る前に早めに対処することが重要です。
駆除は命に関わる作業なので、もし巣が作られている場合はみんなのハチ駆除屋さんにお気軽にご相談くださいね。
このあとはスズメバチの活動時期と時期ごとの対処をさらに詳しく解説します。
巣の予防方法やスズメバチを見つけた時の対処法もお伝えするので、身を守るためにもチェックしておきましょう。
スズメバチの活動時期は長く、秋の遅くの11月まで続きます。寒さが厳しい北海道では、10月頃に終わることもあります。
スズメバチ被害のピークは8月半ば〜10月の半ばです(北海道では8月〜9月に被害が集中します)。スズメバチの巣が最大になり、働き蜂の数も1年でいちばん多くなる時期。最多で2,000匹になる巣も!
この時期の巣は素人がどうにかできるレベルではありません…。
自分で駆除しようとして刺されてしまうこともあるため、駆除はプロにお任せしましょう。
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スズメバチの種類ごとにも危険な時期が異なってくるので、より詳しく知りたい方はこちらの表をご覧ください。
攻撃的になる時期 | |
---|---|
オオスズメバチ | 8〜10月 |
キイロスズメバチ | 7〜10月 |
モンスズメバチ | 7〜9月 |
ヒメスズメバチ | 7〜10月 |
コガタスズメバチ | 7〜10月 |
チャイロスズメバチ | 7〜10月 |
ツマグロスズメバチ | 7〜10月 |
ちなみに、この時期が危険とされる理由の一つには「飢え」があります。
夏の後半から秋にかけてはエサとなる虫(芋虫など)が少なくなってしまいます。
エサが少なくなると群れが滅びる危機感が高まるため、ハチたちの気が立っているんです。
さらにこの時期は働き蜂の数がピークに達するため、大量のスズメバチが一斉に攻撃してくるおそれがあります。
オオスズメバチ・キイロスズメバチは攻撃性が強いため、とくに注意が必要です。
比較的おとなしいコガタスズメバチ・ヒメスズメバチ であっても、近づくと威嚇してきます。
登山やハイキングなどのレジャー、また畑仕事や植物の手入れなどを行う際は十分に注意してください。
蜂の寿命が気になる方はこちらの記事もどうぞ!
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夏から秋の危険な時期を終えると冬を迎えますが、冬を越せるのは巣で生まれた新しい女王蜂だけ。
もともといた女王蜂、働き蜂、オス蜂は冬を超えることはできません。寿命を迎えて死んでいくのです。
新しい女王蜂は土の中や倒木の中などで冬を越しますが、実はこの冬眠中の女王蜂を刺激して刺されるといった被害も起こっています。
夏〜秋の時期ほど怖がる必要はありませんが、とくに山地・森林では不用意に倒木などを刺激しないようにご注意ください。
また、空っぽになった巣は翌年再利用されることはありません。
そのため放っておいてもいいのですが、害虫の住処になったり、他のハチの冬眠場所になったりする可能性があるため落としておくことをおすすめします。
この時、必ず巣の中にハチがいないことを確認して行ってください。刺される危険があります。
冬眠を終え、春になると徐々に女王蜂たちが活動を始めます。
春の時期の女王蜂は、花や木にいる虫を食べたり、タンパク質を目当てにゴミを漁ることがあるんです。
このようにエサを探している場合は、簡単に追い払うことができます。
また巣を作り始めていたとしても、ほんの数cm程度の巣であれば自分でも対処可能。
春、まだ女王蜂が1匹で活動している間なら比較的安全です。
もし自分でスズメバチの巣を駆除する場合は、次の2つのポイントを押さえておきましょう。
準備が整ったら巣まで2m程度のところまで近づき、ハチ駆除専用のスプレーや殺虫スプレーを巣に吹きかけましょう。
ただしこの方法で駆除できるのは、6月前半までのおよそ10センチ以下の巣に限ります。
6月後半以降の大きくなった巣は大変危険なので、ハチ駆除専門のプロに頼みましょう。
通常、スズメバチの巣作りは春の時期に行われます。
しかし7月から8月頃、これまでなかった場所に巣ができていたら「引越しした巣」かもしれません。
キイロスズメバチやモンスズメバチは、6〜7割の確率で巣の引越しをします。
まだ働き蜂の数が少なく敵に襲われやすい初期に安全な場所で営巣し、巣の大きさとハチの数が一定ラインを超えると引っ越すという戦略に基づいています。
またこの時期、オオスズメバチが他のスズメバチやアシナガバチの巣を襲うことがあります。
そのためスズメバチは守りを固め、とても緊張感が高くなるんです。
そんな時に人が近づくと、敵とみなして襲いかかってきます。十分にご注意ください。
スズメバチを見つけたら、その場から少しでも離れること、そしてスズメバチを刺激せず近づけないことが重要です。
またもし刺されてしまった場合は、一刻も早い対処が必要。
このあと詳しくお伝えするので、夏〜秋の危険な時期に身を守るためにも、よく確認しておきましょう。
もしハチがいても、大声を出したり手足で追い払ったりすると、ハチを刺激して逆効果です。怖い気持ちをグッとおさえて、静かに・速やかに、その場を離れてください。
ハチは黒いものや強い匂いに敏感ですので、避けましょう。肌の露出は可能な限り少なくして、刺されるのを防ぎます。
野外や自然が多い場所で過ごすときは、応急処置できるグッズを用意しておきましょう。毒を吸い出すポイズンリムーバー、ステロイド剤、保冷剤などがあると安心です。
スズメバチの毒はとても強いので、刺されたらできるだけ早く病院に行きましょう。
刺された箇所が腫れた後、吐き気、じんましん、呼吸困難など全身に及ぶ症状があらわれたら危険です。
蜂の毒に対するアレルギー反応の可能性もあるので、重大な事態になる前に、病院で専用の手当を受けてください。
スズメバチガスを作りやすい場所をこまめに掃除したり、蜂の巣よけのスプレーを吹きかけておきましょう。木酢液でも効果が期待できます。
巣作りが始まる4月までに、対策をしておくと良いですね。
自分でできるか不安な方は、みんなのハチ駆除屋さんにご相談ください。プロがしっかり対策します。
スズメバチは春から秋まで活動し、とくに危険なのが6月後半〜10月です。
そうなんです、けっこう長いんです。
とくに秋になると油断してしまう人が多いので、十分に注意してください。
6月後半以降は、スズメバチを見かけたら自分では駆除しないようお願いします。
繰り返しますが、攻撃性が高くて毒も強いので危険です。
また駆除しやすい春であっても、不安な方はプロの駆除業者に相談されることをおすすめします。ぜひ安全第一でお願いいたします!
みんなのハチ駆除屋さんでは、再び巣を作られないための対策や、他に巣を作られそうな場所についてのアドバイスもしています。
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