家の周りやベランダで、とっくりのような形をした不思議な巣を見つけて、不安になっていませんか? 「小さいからまだ大丈夫だろう」と思っているなら、注意が必要です。
その巣の正体は、多くの場合、危険な「コガタスズメバチ」が作り始めた初期の巣です(ヒメスズメバチなど、他の種類のスズメバチの初期巣の可能性もあります。記事の中でくわしく解説します)。
作り始めの巣には女王蜂1匹のみですが、そのまま放置するのは大変危険です。 夏にかけて働き蜂が数百匹に増え、気付いたときには手がつけられないほど危険な状態になることも少なくありません。
この記事では、ハチ駆除のプロが、次の内容を写真付きで徹底解説します。
手遅れになる前の正しい知識を身につけ、ご自身とご家族の安全を守りましょう。
ご自宅につくられたとっくり型の蜂の巣をすぐに駆除してほしい場合は、ハチ駆除専門業者みんなのハチ駆除屋さんにお気軽にご相談ください。
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まずは、ご自宅にある巣がどのようなものか、写真で確認してみましょう。とっくり型の巣は、場所や作り始めの時期によって少しずつ見た目が異なります。
これらの巣には、以下のような共通した特徴があります。
ご自宅の巣がとっくり型をしていた場合、その正体は「コガタスズメバチ」の初期の巣である可能性が極めて高いです。
和名 | コガタスズメバチ |
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学名 | Vespa analis Fabricius |
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巣の形 | 初期はフラスコを逆さにしたような形(とっくり型)、コロニーが大きくなると筒の部分を切り落とし、ラグビーボール大(74〜77cm)にまで成長する。 |
営巣場所 | 平地や低山地、庭木、軒下、窓枠、玄関ポーチなど開放的な場所 |
体長 | 女王蜂:28mm 働き蜂:25mm |
食性 | 甲虫・コガネムシ・マメコガネ・ハチなど(巣の下に、運び込まれた餌の一部が落ちていることも) |
生息地 | 北海道、本州、四国、九州、南西諸島 |
コガタスズメバチは都市部や市街地でも比較的よく見られるスズメバチで、葉の茂った庭木や軒下などに巣をつくることが多いです。 スズメバチの中でも、比較的大人しい性質のハチですが、街中や住宅街に多いキイロスズメバチと並んで、刺傷事故を起こしています。
刺傷事故の多くが、庭木の剪定の際などに、コガタスズメバチがいると気付かず巣を刺激して刺されるケースです。
コガタスズメバチの見た目・模様は、日本に生息するハチの中で最も危険なオオスズメバチによく似ていますが、オオスズメバチの方が体が大きく(働き蜂は27から44mm)、地中に巣を作るのに対し、コガタスズメバチは体が少し小さく(働き蜂は22から29mm)、地上から4メートルまでの比較的低い場所かつ開放的な空間に巣をつくる点が異なります。また、体が大きく重量のあるオオスズメバチは、餌も比較的大きく、クモやカナブン、カマキリ、蛾や蝶の幼虫、セミ、成虫は受益や果物、花の蜜など、動きが鋭敏でないものを選ぶ傾向があります。
このとっくり型の巣は、あくまで「初期段階」の姿に過ぎません。働き蜂が羽化し始めると、巣は急速に拡張されます。 とっくりの首部分は壊され、外壁が幾重にも作られていき、夏から秋にかけてはラグビーボールほどの大きさ(74〜77cm)の球状の巣に変化します。
蜂の数も、最初は女王蜂1匹のみですが、7〜8月のピーク時には、巣の中の働き蜂の数が100頭以上にまで上ります。
ハチ刺症は、たとえ1度も刺されたことがない場合でも、アレルギーがあれば命の危険があります(ミツバチの毒でも、ショック死の危険があるほどです)。 不用意に近づかず、刺されないよう注意しましょう。
基本的には、とっくり型の巣はコガタスズメバチの可能性が最も高いですが、ヒメスズメバチやツマグロスズメバチの初期巣の可能性もあります。 住宅地によく作られる他の蜂の巣と見分けるポイントも知っておきましょう。
ヒメスズメバチという種類のスズメバチも、初期にはとっくり型に似た巣を作ることがあります。
和名 | ヒメスズメバチ |
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学名 | Vespa ducalis Smith(以前はVespa tropica pulchra) |
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巣の形 | 初期はフラスコを逆さにしたような形(とっくり型)、コロニーが大きくなると筒の部分を切り落とし、ラグビーボール大(74〜77cm)にまで成長する。 |
営巣場所 | くさむらや軒下、樹木の間、閉鎖空間 |
体長 | 女王蜂:36mm 働き蜂:36mm(オオスズメバチに次いで大きく、女王蜂、働き蜂、雄蜂のサイズ差があまり無い) |
食性 | アシナガバチの幼虫や蛹(さなぎ)、コガタスズメバチやキイロスズメバチ |
生息地 | 本州、四国、九州、沖縄 |
ヒメスズメバチは、危険なオオスズメバチに次いで大きなハチで、腹部の先端が黒色なことから、他の種類と見分けられます。
ただしヒメスズメバチは比較的温厚な性格で、コロニーの働き蜂も数10匹と、小規模なまま終わることが多いです。 ヒメスズメバチは、主にアシナガバチの巣を襲って少しずつ幼虫や蛹を自分の巣に持ち帰り、1度狙われた巣は何回にもわたって襲撃を受けます。 もしも自宅につくられた巣がヒメスズメバチの巣だった場合、近くにほかの種類のハチの巣がある可能性が高いです。
スズメバチの中では、他にも「ツマグロスズメバチ」という種類のハチも、初期の巣がとっくり型になることがあります。「自宅につくられたハチの種類がわからない」という方は、速やかに専門家に相談してください。
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アシナガバチの巣は、シャワーヘッドのような形で、たくさんの六角形の巣穴が見えます。
アシナガバチの巣には、スズメバチの巣に見られる外皮(巣穴を覆う外側の部分)がなく、複数の巣穴がむき出しになっている点が大きな特徴です。 また、巣を支える支柱(巣柄)には、アシナガバチから分泌されたアリ避けの成分が含まれています。 植物の枝や葉に生えている毛や、木の毛羽立った部分を砕いて、特殊な成分を含む唾液と混ぜ合わせて巣をつくります。
和名 | アシナガバチ |
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属名 | Polistes |
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巣の形 | 巣柄と呼ばれる1本の支柱から、横向きや下向きにシャワーヘッド状に垂れ下がる巣をつくる。巣穴が複数見える。色は、灰褐色や茶色、白色、種類によっては黄緑色や黄色の巣穴をしている。巣はカサカサした紙のような質感。 |
営巣場所 | 庭木の枝や葉の裏、生け垣、くさむらや軒下、比較的低い位置の明るく開放的な空間 |
体長 | 11〜26mm |
食性 | アシナガバチの幼虫や蛹(さなぎ)、コガタスズメバチやキイロスズメバチ |
生息地 | 北海道、本州、四国、九州、屋久島 |
アシナガバチは、スズメバチよりもハチ毒が弱く、性格も穏やかとされていますが、刺されるとアナフィラキシーショックの危険があるため注意しましょう。
名前が似ているためよく間違われますが、トックリバチはスズメバチの仲間ではありません。
その名の通り、泥や土を唾液と混ぜ、固めることでとっくりのような形の巣を作るハチです。
巣の大きさは数cm程度で、カチカチに固いのが特徴です。
トックリバチの巣は1年もので、中には幼虫と、幼虫が成虫になるための餌のみが入っています。
親蜂は、巣作りと産卵、餌集めを終えたあと、巣に蓋をしていなくなります。
9月頃になると巣に1つ穴が空き、幼虫が成虫になって飛び立ちます。 中身が空になった巣は、その後使われることはありません。なので、泥ごとスコップで壊してしまって大丈夫です。
和名 | トックリバチ |
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属名 | Eumenes |
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巣の形 | 泥を固めたような小さな巣(10〜40mm)で、巣穴が空いているものは中の蜂が飛び立ったあとの状態 |
営巣場所 | 家屋の外壁や窓のサッシ、狭い空間、草むら、木の枝など、目立たない場所 |
体長 | 10〜15mm |
食性 | 蝶や蛾の幼虫(アオムシ) |
生息地 | 北海道、本州、四国、九州 |
トックリバチに攻撃性はほとんどなく、危険はありません。
トックリバチも毒針を持っていますが、主に幼虫の餌となるアオムシを動けなくさせるために使い、人間を攻撃したり刺すことはほとんどありません。
成虫が巣の周りにいる場合は、刺激しないよう注意しながら、駆除もしくは秋口まで観察しましょう。
とっくり型の巣の正体がコガタスズメバチだと分かったら、絶対に放置してはいけません。
たとえ小さな巣でも、そこには大きな危険が潜んでいます。
「まだ女王蜂1匹だけだから安全」ではありません。
女王蜂は、これから自分のコロニーを築くための大事な巣と卵を守ることに必死です。そのため、無防備な格好で巣に近づいたり振動を与えたりすると、女王蜂1匹でも攻撃してくることがあります。
最も恐ろしいのは、放置した結果、働き蜂が増えてしまうことです。
とっくり型の巣は、最初は女王蜂1匹ですが、夏には数十匹、秋の最盛期には数百匹の働き蜂が暮らす巨大なコロニーへと変貌します。
コガタスズメバチは、巣に近づくものを敵とみなし、集団で執拗に襲ってくるようになります。その毒は非常に強力で、一度刺されるだけでも激しい痛みと腫れを引き起こします。
体質によっては、命に関わるアナフィラキシーショックを引き起こす危険もあり、絶対に軽視できません。
コガタスズメバチの初期巣がとっくり型をしている理由は、女王蜂がたった1匹で巣作りを始めるためです。
冬眠から目覚めた女王蜂は、まず数匹の働き蜂を育てるための小さな保育室を作ります。その周りを雨風から守るために外壁で覆っていく過程で、このような「とっくり型」になるのです。
女王蜂が長い冬眠から目覚め、単独で巣作りを開始するのが4月〜6月の春先です。まさに、とっくり型の巣が見られるのがこの時期にあたります。
この時期に発見できれば、働き蜂が増える前に安全に対処できる可能性が高まります。庭の手入れや家の周りの点検は、この時期に意識して行うのがおすすめです。
コガタスズメバチの女王蜂は、低山地や平地、都市部の市街地などの「開放的な場所」を好み、地上から4メートルまでの高さの、安全な場所を好んで巣作りをします。
とくに以下のような場所は注意が必要です。
なお、巣は4月から6月につくられ、8月から10月にピークを迎えます。
スズメバチの巣は1年もので、翌年以降使われることはありません(次の女王蜂だけは越冬し、春先に新しい巣をつくります)。
もし、ご自宅でとっくり型の巣を見つけてしまったら、パニックにならず、落ち着いて行動することが大切です。
駆除は、日中外に出ていた女王蜂が巣に戻る日没2時間後(夜9時頃)、お風呂上がりのさっぱりとした状態で行うのがベストです。
服装や道具の準備を怠ると、命に関わる事故につながります。日中に、以下のものを揃えてください。
ハチ駆除用の防護服は、オンラインストアで販売されているほか、お住まいの自治体で無料で貸し出している場合があります。
駆除作業は、蜂の活動が止まる日没後2〜3時間経った夜間(夜9時頃)に行ってください。
防護服をしっかり着用し、巣の場所を赤いライトで静かに確認します。物音を立てず、風上からゆっくりと巣に近づきます。殺虫剤が届く2〜3mの距離で止まります。
狙いを定め、巣の出入り口に向かって殺虫剤を集中して噴射し続けます。最低でも20〜30秒は連続でスプレーしてください。中から蜂が出てきても、ひるまずに噴射を続けます。
巣から出てきたり、周囲を飛び回ったりする蜂がいたら、それらにも殺虫剤を吹きかけます。1本目の殺虫剤を使い切る勢いで、徹底的にスプレーしましょう。
蜂の活動が完全になくなったことを確認したら、静かにその場を離れます。巣の周りに蜂が飛んでいないか、巣から羽音が聞こえないかを遠くから確認し、その日の作業は終了です。巣の処分を翌朝まで待つことで、駆除し損ねて戻ってきた蜂をまとめて退治できます。
翌朝、長い棒を使って巣を根元から落とします。念のため、巣の全体にもう一度殺虫剤を吹きかけてから、ゴミ袋に入れて口を固く縛ります。処分方法は、お住まいの自治体のルール(一般的には可燃ゴミ)に従ってください。
巣があった場所の壁や枝には、殺虫剤を再度スプレーしておきます。これは、駆除時に巣の外にいて戻ってきた蜂(戻り蜂)が、同じ場所に巣を再建するのを防ぐためです。この効果は1〜2週間ほど持続します。
とっくり型の蜂の巣駆除で、絶対にやってはいけないことがあります。 良かれと思ってやった行動が、蜂を刺激し、ご自身を危険に晒すことになりますので、以下のNG行動を取らないよう注意しましょう。
一説によると、ハチが黒いものを襲う背景には、天敵であるクマに由来するものという説があります。
そもそもハチの毒針は、メスの産卵管が変化したものです。 ハチが毒針で敵を攻撃したり、刺す理由は、捕まえた獲物を大人しくさせたり、獲物を捕まえるために毒を注入して麻痺させることが目的です。 ハチの毒針は、天敵からコロニーを守りながら餌を得るために、今の姿になったのかもしれませんね。
ハチの種類でいうと、ミツバチの毒針には「かえし」があるため、1度生き物を刺すと、内蔵(毒嚢)と一緒に毒針が皮膚に残ります。 このとき、皮膚に残った毒嚢から毒が出切る前に針を外す必要があります。 その後、ミツバチの本体は死んでしまいます。 一方で、スズメバチやアシナガバチの針にはかえしがないため、何回も刺してきます。 もちろん、個体が死ぬことはありません。 なお、毒針で刺す働き蜂は、メスの働き蜂のみです。
万が一、ハチに刺されたときは、大きな声を出したり大きな手振りをしてはいけません。ハチは動くものを攻撃する習性があります。 静かに10メートル以上離れましょう。
ハチ毒のアレルギーがあったり、刺されたあと何日も腫れたり、何度も刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックの危険があるため、以下の方法で対処してください。
ただし、腫れがひどい場合や、息苦しさ、冷や汗、めまい、血圧低下、しびれ、嘔吐などの全身症状が出た場合は、アナフィラキシーショックのおそれがあるため、速やかに病院を受診しましょう。 皮膚科・内科・アレルギー内科・救急外来などが対応しています。 お子さんが刺された場合は、小児科を受診してください。
結論として、とっくり型の巣を見つけたら、ご自身で対処しようとせず、速やかにハチ駆除の専門業者に相談してください。
初期の巣であっても、スズメバチの駆除には命の危険が伴います。 防護服などの専門的な装備と、蜂の生態を知り尽くした知識・技術がなければ、安全な駆除は困難です。
私たちみんなのハチ駆除屋さんでは、ご相談の受付や現地調査、お見積もりは無料で行っております。「これってスズメバチかな?」「料金はいくらくらい?」といったご不安や疑問だけでも、まずはお気軽にお問い合わせください。
ハチ駆除の料金は、蜂の種類、巣の大きさ、作られている場所などによって変動します。
コガタスズメバチの初期の巣(とっくり型)であれば、比較的安価に駆除できるケースがほとんどです。
みんなのハチ駆除屋さんが対応した、コガタスズメバチの駆除事例を2件ご紹介します。 両方とも、お電話をいただいた時点ですでに8月に差し掛かっていました。 とっくり型の巣が一回り大きくなり、蜂の数も増えつつある状態でした。
「自宅のデッキに、作り始めのスズメバチの巣ができているので駆除してほしい」とお電話をいただきました。
お客さまによると、巣の大きさは10cmほどで、高さは地上から3メートルほど。 蜂の数は、4匹から5匹が常に飛び回っている状態とのことでした。
当日作業をご希望とのことでしたので、「危険なので近づいたり刺激したりせずにお待ちください」とご連絡し、ただちに近隣の駆除スタッフが駆けつけて駆除いたしました。
スズメバチの巣がボール状になる前に対処できて、良かったです。
「自宅の軒下に、たぶんスズメバチの巣があるので駆除してほしい」とお電話をいただきました。
お客さまによると、ご自宅1階玄関横の軒下に、大きさは手のひらほど、10cmほどの巣が作られているそうです。高さは、地上から2メートルから3メートルの間。
今朝、巣を半分に折ったが、そこに蜂が集中して集まっている。蜂の数は、数匹飛んでいる状態、とのことでした。
折り合いがつけば当日作業も検討とのことでしたので、ただちに近隣の駆除スタッフが駆けつけて駆除いたしました。
スズメバチの巣がボール状になる前に対処できて、良かったです。
みんなのハチ駆除屋さんの、ご相談から駆除までの流れは次の通りです。
※高所作業や特殊な場所での作業が必要な場合は、別途追加料金が発生することがあります。正確な料金は、現地調査のうえ、作業前に必ずお見積もりとしてご提示し、ご納得いただいたうえで作業に移りますのでご安心ください。お支払いは現金・クレジットカード一括お支払いのほか、「あとから分割払い」も可能です(Vポイントが貯まります)。
蜂の巣ができたのは知っていたのですが、なんとなくそのままに。
庭で遊んでいる子供が危ないな、と思ったタイミングでこちらにお願いしました。
休日にもかかわらず、すぐ来て蜂の巣を取り除いてもらえました。
自分で処理しようか迷っていたのですが、駆除するときにブンブン飛び回る蜂の迫力を見ていると、自分では無理だったな、お願いして良かったなと思いました。 ありがとうございました。(兵庫県 U.A様)
巣を駆除した後は、なるべく作らせないための予防策も重要です。
スズメバチは縄張り意識が強い昆虫です。すでに他の巣がある場所には、新たに巣を作らない習性があります。この習性を利用し、偽物の蜂の巣(ダミー)を軒下などに吊るしておくことで、女王蜂が巣作りを諦める効果が期待できます。特にアシナガバチ避けには効果が高いと言われていますが、スズメバチに対しても一定の予防効果が見込めます。
そのほか、蜂が巣を作り始める春先(4月〜5月頃)に、蜂が嫌がるニオイのするものを事前に撒いておくことで、巣作りを予防する効果が期待できます。
たとえば木酢液は、木炭を作る際に出る煙を冷やして液体にしたもので、焦げたような独特のニオイがします。 蜂を含む多くの虫は、この煙のニオイを「火事」と勘違いして本能的に避ける習性があるため、高い効果が期待できます。
水で薄めた木酢液をスプレーボトルに入れ、巣が作られやすい軒下やベランダの隅などに吹きかけておきましょう。 ただし、ニオイが強く、衣類や建材に付着するとシミになる可能性があるので注意が必要です。 また、雨で流れてしまうため、定期的な散布が効果的です。
爽やかなミントの香りがするハッカ油も、蜂が嫌うニオイとして知られています。
薬局などで手軽に購入でき、天然成分なので、お庭の植物にも安心して使える点がメリットです。
無水エタノールと精製水で希釈してハッカスプレーを作り、木酢液と同様に巣を作られそうな場所に吹きかけてください。 香りが飛びやすいため、こまめな散布(数日に1回程度)を心がけましょう。
より強力な効果を求める場合は、蜂専用の殺虫スプレーの活用が有効です。 ポイントは、飛んでいる蜂を退治するものではなく、「巣作り予防」や「忌避(きひ)」効果を謳った製品を選ぶことです。 これらのスプレーには、蜂が嫌がる成分が含まれており、効果も比較的長く持続します(製品によりますが2週間〜1か月程度)。
女王蜂が巣作りを始める前の4月頃に、軒下や玄関、窓枠などにスプレーしておくと良いでしょう。 使用する際は、製品の注意書きをよく読み、ペットやお子様がいるご家庭では注意を払ってください。
この記事では、とっくり型の蜂の巣について解説しました。
この3点を必ず覚えておいてください。
とっくり型の巣は、いわば「危険のサイン」です。巣が小さく、蜂の数が少ない春先のうちにプロに任せて安全に駆除することが、ご自身とご家族、そしてご近所の方々の安全を守る最善の策です。
みんなのハチ駆除屋さんは、蜂に関するお困りごとに365日対応しています。無料相談・無料見積もりを承っておりますので、どのような些細なことでも、まずはお気軽にご連絡ください。
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